母べえ 野上照代 著
1月下旬に公開される映画「母べえ」の原作本。
昭和十年代。早朝、いつものように平穏に暮らしていた野上家に不幸が襲う。
突然検束の目に遭い、父が検挙されてしまう。
当時小学校の三年生であった著者は
家の戸を叩く音にガバッとふとんをけ上げた父の足の白さが目にやきついたと
上手な挿絵でそのときのリアルさをなまなましく表現している。
ところどころの挿絵は本当にそのときの様子がよくわかるように書かれていると思った。
残された母べえと著者の照べえ、姉の初べえ、父の妹のエミちゃんが
留置場にとらわれた父との面会や手紙を通して
家族の愛情を守り続けようと懸命にがんばるけなげな姿が描かれていた。
1月下旬に公開される映画「母べえ」の原作本。
昭和十年代。早朝、いつものように平穏に暮らしていた野上家に不幸が襲う。
突然検束の目に遭い、父が検挙されてしまう。
当時小学校の三年生であった著者は
家の戸を叩く音にガバッとふとんをけ上げた父の足の白さが目にやきついたと
上手な挿絵でそのときのリアルさをなまなましく表現している。
ところどころの挿絵は本当にそのときの様子がよくわかるように書かれていると思った。
残された母べえと著者の照べえ、姉の初べえ、父の妹のエミちゃんが
留置場にとらわれた父との面会や手紙を通して
家族の愛情を守り続けようと懸命にがんばるけなげな姿が描かれていた。