泣き虫ハァちゃん 河合隼雄 著 新潮社
昨年亡くなられた河合隼雄さんの兵庫県の丹波篠山の
少年時代をイメージして書かれた自伝的小説。
郷愁を誘うたくさんの挿絵が昭和初期の懐かしい感じをうまく伝えていた。
ハァちゃんは感受性が強くてすぐ涙がでてしまう城山家の五男。
大好きな幼稚園の先生が辞められてもう会えないというときや
どんぐりころころのどんぐりのことを思うだけでも涙が出てくる。
男の子は涙をみせたらいけないという時代だった。
他の人が気が付かないような事柄にも気が付く優しさを持つが故の涙なのだ。
本当に悲しいときは男の子でも泣いてもいいとお母さんに諭される。
優しくて愛情深い兄や父母に囲まれ、ハァちゃんはたくましく成長していくのだ。
河合さんの書かれたたくさんの本も少年時代から培われた河合さんの優しさが
たくさん滲み出ていたのだと感じた。
この続きはもう読めないのが残念だ。
昨年亡くなられた河合隼雄さんの兵庫県の丹波篠山の
少年時代をイメージして書かれた自伝的小説。
郷愁を誘うたくさんの挿絵が昭和初期の懐かしい感じをうまく伝えていた。
ハァちゃんは感受性が強くてすぐ涙がでてしまう城山家の五男。
大好きな幼稚園の先生が辞められてもう会えないというときや
どんぐりころころのどんぐりのことを思うだけでも涙が出てくる。
男の子は涙をみせたらいけないという時代だった。
他の人が気が付かないような事柄にも気が付く優しさを持つが故の涙なのだ。
本当に悲しいときは男の子でも泣いてもいいとお母さんに諭される。
優しくて愛情深い兄や父母に囲まれ、ハァちゃんはたくましく成長していくのだ。
河合さんの書かれたたくさんの本も少年時代から培われた河合さんの優しさが
たくさん滲み出ていたのだと感じた。
この続きはもう読めないのが残念だ。