TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

ホームレス大学生

2009年01月25日 | 読書日記
ホームレス大学生 田村研一 ワニブックス
ホームレス中学生で一躍有名になった麒麟の田村君のお兄さんが書いた本。
この本を読んだら長男としてがんばってきたお兄さんの苦労がよくわかる。
あんな状況に陥ったときにがんばることができたのは口を揃えて
このお兄さんがいたからだと妹さんと弟さんが語っていたのを
お兄さん本人は後で知ったそうだ。兄というものは偉大なのだと思った。
田村家の兄妹弟は全員がお父さんを恨んでいないという。
その理由はこの本を読むとよくわかった。
お父さんの気持ちがよくわかる優しい人に育っていたのも
こんな風になる前の家庭がとても幸せだったからだろうと思った。
弟の著書で書かれていたようにこのお兄さんも
とてもお母さんが好きだったというのがよくわかる。
お母さんは若くして亡くなられても
お母さんの遺志はたくさん子どもたちに残されていたのだ。
母も偉大な存在なのだと思った本だった。
コメント
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