先週木曜日の早朝に放映されていたNHKの番組、『視点・論点』では女優で読書家の中江由里さんが出演されていて、本を読む楽しみについて論じておられてました。読書するのは努力がいる、山に登るようなもの、読書をすることで集中力、想像力、読解力が得られ、それは生きる力に繋がると語られていました。本を読むのは個人的な娯楽なのですが、今はもう放映されていないですが、児玉清さんが司会されていた『週間ブックレビュー』という番組内で本の紹介や1冊の本についてコメンテーターたちと論じ合う番組に出ておられて、その番組を通して感じられたことも話されていました。読んだ本の感想を人に話したり本の紹介をすることで人とコミニュケーションをすることができ、本を通じて世界が広がるという意味のことも話されていたのも印象に残りました。いつもブログの中で自分が読んだ本の内容や感じたことを素直に書いていますが、なぜ私はブログを毎日更新しているんだろうとか、ブログを始めた10年前のことを思い出しました。最初はHTMLで作るHP作りという講習会でたまたまこのgooのブログを大学の先生が紹介されておられて、ブログは構成も考えなくて済むので簡単ということを教えていただきました。そのままずっと続けてきて今日に至っていますが、何の意味があるんだろうかと時々考えたりもします。読んだ本のタイトルや作者名はブログを始める以前でもいつも手帳に残していましたが読後の感想まで逐一書き残していませんでした。その本を読んでどう思ったかとかどう読み解いたかとかの感想をブログに書いて記録に残しておくという負荷をかけるのも読む励みになるかもしれません。読後の内容やそのときに感じたことなどをほとんど忘れてしまうことが多いので、このときにこんな本を読んでいてこんなことを思っていたんだなあとか後で思い返すのもいいのかなと思うとブログに書く意味合いもあるのかもしれません。ネット社会ですから、その本を読まれた方々の感想を読みに行ったりして、感じておられたことの違いを読むのも楽しいものです。本を通じて世界が広がるというとはこういうことなのかもしれないですね。
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