TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

愛することば あなたへ 

2018年08月13日 | 読書日記
愛することば あなたへ 瀬戸内寂聴 著 光文社
現在96歳の著者が、今までにいろいろな著作で表現された言葉が描かている人生訓が書かれていたエッセイ。書店で見かけ立ち読みするにはちょっと時間がかかるので、図書館で借りて、電車の中で読み終えた本でした。潔く、頼もしく、情熱的に生きて来られた寂聴さんのご自身の人生を振り返りながら、その飾らない開けっ広げでスケールが大きくて、人を包み込むような多くの言葉の数々は、それぞれの人々に当てはまるようなかけがえのない人生の機微に通じるものがあり、人の心の奥深の深淵までをも照らしていました。「生きているということは行動すること。」と最後のページに記載されていました。それぞれの幸せに思っていることを求めて、人は死ぬまで、年齢に関係なく行動することが、すべての大事なことに通じているのかもしれないなあと思いながら読んだ本になりました。
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打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか

2018年08月13日 | 映画鑑賞日記
レンタル店で借りてきた映画の3本目は、アニメ『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか』でした。このアニメは岩井俊二作の小説のアニメ化作品でした。岩井俊二さんの作品はどれもなんとなく幻想的で終わり方もなんか不思議なイメージをいつも持っていました。随分前の若者たちの間でも人気があってこの岩井ワールドがなぜ若い人たちに受けるのかを知りたくて観た映画でした。花火はいつも下から眺めることが多いですが、一度だけ飛行機の上から花火が打ち上げられていたのを見たことがありました。そのときに見えた花火はやっぱり丸かったので、このタイトルを見て、横から見たことがなかったのでどういう展開になっていくのだろうと思ったのです。小学生の主人公たちの夏のある日の青春が描かれているこの作品はもしもこういうのだったらどうなっていただろうといくつかのもしもバージョンが取り上げられていて、同じようなシーンが何回も出てきました。こういう映画、前も見たことがあったなあと思いました。最近の花火は創作花火だとハート型とか星形とか楕円形とかでひらぺったい花火に見えるそうですが、普通は、横から見ても、丸く見えるそうです。この事実がこの映画の主題なのかもと思いました。主人公なずなの母親が離婚してほかの男の人と結婚し、小学生だったなずながついていかないといけなくなったという状況をどれだけ違うようなことを想像の世界で思い巡らせても花火は元のまま丸くしか見えないということを暗に言っているのかと私は思いました。最後の最後まで見ても見る人の想像におまかせというこの描き方は岩井ワールドそのままだったと思いました。このあいまいさがこのことをわかる若者世代には通じるものがあったのだろうと自分なりに想像しました。
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遠くへいきたい

2018年08月13日 | ひとりごと
昨日の日曜日に放映されていた旅番組『遠くへいきたい』は佐藤正宏さんが故郷の山形から秋田青森を青春18きっぷで旅されている様子が放映されていました。最上峡の舟下り、秋田の竿灯、青森のねぶたまつり、不老不死温泉、五能線、今まで旅したところや見学したところが出てくると懐かしいなあと思っていつも見ています。今回放映されていた田舎舘村の田んぼアートは新聞などによく掲載されていていつもすごい優秀な田んぼアートだなあと思っていました。年々グレードアップされているそうで、今回はローマの休日の有名なシーンがきれいに稲で植えられているのがテレビを通して下からまじかで見ることができました。一度見てみたいなあと思いました。
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