TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

困った老人のトリセツ

2018年09月07日 | 読書日記
困った老人のトリセツ 和田秀樹 著 宝島新書
図書館で借りて読んだ本。老年精神医学を専門にする作者が、長年高齢の方々を診て来られて、人がいつまでも元気でいるためには、やりたいことをやり、行きたいところへは行くことが大切だと思っていると最初のほうに書かれていました。私もずっとそう思って来ました。高齢の方々が困ったことをする原因はすべて高齢による脳の変化にあり、高齢の方々が取られる行動や言動などの特徴を説明されていて、脳の老化と上手に付き合えば、ほとんどの困ったことが解決すると説かれていました。25の事例を挙げて、どのように受け止め、どのように接したらいいのか、その解決策が紹介されている本になっていました。最近、ニュースで高齢者の方々が交通事故を起こされたときにマスメディアが高齢なのに運転免許も返納せずに運転をされていたことイコール危険というレッテルを貼りつけるような印象を植え付けやすい報道の仕方を多く見かけます。作者は、これを偏向報道であると医学的見地からもスパッと一刀両断されていることが素晴らしいなあと思いました。いつもニュースを見ていて私も同じことを常に思っていました。何かの事象を取り上げていつも一括りでしか考えられない発想、同じような事象でもその事象によってそれぞれ違うはずなのにマスメディアの取り上げ方の一偏性は固まった考え方を連想させるおかしい報道のしかただとずっと思っていました。高齢だからという理由だけで決めつけないで、個人差や地域の現状などの総合的判断の必要性を説かれていて、高齢の方々の年齢による特徴を知ることで高齢になった親や高齢の方々を理解を進めることが大事と作者は語っています。理解することが高齢の方々にとってもこれから年を重ねて高齢になる人々にとっても解決の道になることを論理立てて教えてくれている本でした。最近、高齢になってきた両親の行動や言動に困ったことが何回も起こると穏やかに対処できていない自分がたまにあり、その対処のしかたについてのヒントを探るために借りて読んだ本でした。年を重ねても生き生きとした両親の姿を何回も見ることができるように考え方を柔軟にすることや理解を深めることの大切さが身に染みた本でした。
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信号機の方向

2018年09月07日 | ひとりごと
台風21号が去ったあくる日まで職場の近くの信号機は停電していましたが、昨日の朝通ったら停電が直ったようで動いていました。青で渡ったつもりだったのに、横から車が通っていておかしいなあと思いながら渡っていました。台風の強風の影響で信号機の方向が逆を向いたままで、歩行者用の信号は赤だったみたいです。テレビでも同じことを言われていて台風の影響であちこちの信号機が変な方向を向いている地域も多いらしいです。職場の近くの信号機も変な方向を向いている信号機を見つけました。その場所の信号機は赤のところがないなあと思っていたら赤だけが空の方向に向いていました。職場より少し離れた地域ではまだ停電しているそうで、信号機も止まっていました。また、近所の小さな公園は木々が倒れたまま状態で道をふさいでいますし、街路樹もまだあちこちで倒れていました。まだまだ台風の爪痕がたくさん残っています。台風の影響で職場で利用している専用のネットを通してのサイトが台風が襲来してから私の職場を含めいくつかの職場で障害が発生していて、しようと思っていた仕事ができず、そのパソコンの中にデータも入れていたので、他の場所にも保存しておけばよかったなあと後悔。今日復旧してくれていると仕事が捗るのですが。
大きな被害をもたらす強い台風も怖いですが、いつ起こるかわからない大きな被害を及ぼす地震はもっと怖いです。今日は雨の地域が多い予報で、台風や地震で被害があった地域でも雨が降るようなので、被害に遭われた地域では注意が必要です。
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