「つねさんぽ」は不定期更新 Since 2009

TSUNEAKI THE ADVENTURE Since 2009

続週魔Ⅱ つねさんぽ散る

2010年10月29日 | 小ネタ

私はあせっていた・・・。

もっと、おもろなりたいと・・・。

気ばかりあせって生活は荒れていった。

場末の酒場で酔いつぶれ、弱いくせに道行く人に肩が触れたと因縁をつけ、いさかいとなったり・・・。

そんな私の心を知ってか知らずか、藤沢の白旗神社の交差点でまた悪魔が現れた。

悪魔「ユー、どうしたの?荒れているねぇ」

つね「おお、ちょうどよかった。社長、社長!!じゃなかった。いいところに来た。例のものをよこせ!!」

悪魔「ユー、また欲しいのかい?」

つ「そうだ、早くよこせったら!!AKD(悪魔ドル)はあるんだ!!」

悪魔「ユー、悪い事は言わないからやめたほうがいいよ。ユー、やめちゃいなよ」

私はありったけのAKDをつかませ、ひったくるように悪魔から薬のビンを取り上げると、むさぼるように薬を飲んだ。

悪魔「ユー、用法・用量を守って飲まなきゃ。ご利用は計画的に・・・。

つね「うるさい!!俺に指図するな!!」

これで俺は無敵だ。ハシダだって、クラモトだって、ミタニだって敵じゃないんだ!!

悪魔「ユー、あせっているのかい?」

つね「私が焦っている!?バ、バカな!!私は冷静だ」

そろそろ薬が効いてくるころだ。

つね「お、おおおおお~」

つね「オー、ポカホンタス!!」

つね「・・・。」

2度も同じ手を使ってしまった変だ。何か変だ。

悪魔「つねさんぽ。聞こえていたら、君の生まれの不幸を呪うがいい」

薬のビンを見つめなおした。

R0010923

「ヨ、ヨクスベール??」

R0010920

つね「あ、あああああ~!! シャア!!謀ったなシャアァァァ!!」

R0010921

悪魔は僕の心の中にいたのだった・・・。