26日、早朝、茨城からの釣りの帰り道に茂木の山のワラビポイントを調査してきたのでその話を。
会員No2とまだ少し早いんじゃなかろうかなどと話していたのだが行ってみてビックリ、8割方の新芽がニョキニョキト出揃っていた。30分ぐらいの調査で約1Kgのワラビを収穫することが出来た。(写真はその中の半分を分けたところ)
ここからが今日の本題。
昨年辺りからポイントが荒れ始めていたのは気が付いていた。山の斜面や田んぼの畦辺りは何か重機で掘ったような感じでそれはまるで根こそぎ株を持ち去ったかのようでもあった。たちの悪いやからがこんな山奥まで入り込みだしたのでは気をつけないといけないなどとそのときも話していたのだった。
ところが、昨日ふとしたことで今まで思っていた事に矛盾がある事に気がついたのだ。
ふとしたこととは獣の匂い。ある場所でいやに獣くさい匂いが漂っていてそのことが色々な事を想像させてくれた。
重機が入ったと勝手に思い込んでいたのだがよく見るとタイヤやキャタピラの後が無い。こんなぬかるんだ場所に入れば跡が付くはずだ。それにこんな棚田のような場所では段を乗り越えられるはずも無いのである。更にこんなに広範囲にわたってそこいらじゅうをほじくり返すなんてとても人間のできる業じゃ無いのだ。
そこにきてこの獣の強烈な匂いである。答えは一つ、猪か熊か恐らくそのような類の生き物がいて、食糧確保の為にほじくっているに違いないのである。自分がワラビをとっている間もどこか近くに潜んでいたかもしれないと考えるとこれは結構な冒険だったのかも。
今までは1人で山に入っても全然平気だったのだが、これからは腰に鈴でもぶら下げようかと真剣に考えているのである。1人で真夜中に特大のテトラポットに乗ったり、1人で真夜中に沼に腰まで浸かってウェーディングしたりは平気でやっているのだが本当のところどっちが危険かといえば答えは明らかなのであるが。