趣味人Tの伝言

日々の趣味活動についてご紹介

照明で華やかに KATO 50系700番台 SL人吉

2023-02-21 23:53:26 | 車両工作(N)

ようやく資格試験が落ち着きまして、模型工作を再開しました。

新年の挨拶にも登場したSL人吉の50系の整備です。

 

年末の撮影時点では室内灯の取付と展望室側のカプラー交換しか出来ていませんでした。

ナックルカプラーはリップシャンク・ナックルシャンク共に角を落としてそれっぽくしています。

 

見慣れたお顔を観察できるのも模型ならでは。尾灯が埋められ、銘板が並んでいます。

展望室付きのジョイフルトレインは車掌室を残すためにこんな感じの改造をよく施していました。

新しいものだと2014年にリニューアルされたばんえつ物語のスハフ12 101がそうですね。

 

2号車のオハ50 701には大きなSL人吉のロゴや人マークがきれいに印刷されています。

ダブルルーフはあそBOY時代の改造ですが、人吉に変身する際に半ガラは撤去されたようです。

 

実車に乗ったときは気が付かなかったのですが、オハ50だけは折戸なんですね。

これもあそBOY時代の改造由来みたいです。

 

連結面はデフォルトで密自連ボディマウントカプラーが付いていますが、ボディマウントにしては連結面がちょっと広めです。ステップはいいアクセント。

 

ここから工作内容に入ります。まずはボディの断面をエナメル黒で塗りました。

見上げるようなアングルでも成形色が見えなくなるので重厚感が出ます。

 

次に連結面間隔の短縮を図ります。まずは取付爪の後ろ側を1mmくらい削ります。

あわせて中央の突起の根本も部分を削りましたが、突起ごと削り取っても問題はなさそうです。

 

左が加工後、右が元の状態です。(目見当の工作なので寸法はざっくり…)

 

カプラーが前に出ないようにストッパーを追加します。2×t0.5のプラバンを13mmくらいにカットして爪と床板の間に挟みました。少量のゴム系接着剤で固定しています。

 

この加工で連結面はかなり短縮できました。試運転は後ほど行いたいと思います。

とりあえずR280が通過できれば及第点かな

 

展示棚は格子状のモールドがありますので茶色で塗りました。

近くで見るとガタガタですが、未施工よりはかなり実物に近くなったと思います。

 

2号車は棚が3か所あるので見る方向によっては変化があって楽しいです。

ちょっと大変ではありますが効果は絶大ですので、興味のある方はお試しあれ

 

せっかく塗分けした棚も室内灯を点灯させるとその存在感が薄くなってしまいます。

また色を塗ったことにで照度も落ちていますので、常点灯化して目立たせることにしました。

 

室内灯は純正オプションのLED室内灯クリア(電球色)を使用しました。

こちらも展示棚と同様に常点灯化しています。

光源直下の明るさを落ち着かせるために黒色のフィルムを貼っていますが、基板のズレ防止の観点からも効果が大きいと思います。室内灯クリアの基板は集電板との接触がシビアなため、基板がズレると点灯が不安定になりやすいためです。

 

座席が暗めな場所の屋根裏には反射用の白フィルムを貼って導光板のムラを低減させました。

この辺は実際に車体を被せて点灯させながら試行錯誤しています。

インテリアもシート色も車両ごとに異なるため、見え方も変わってきますので…

 

付属のプリズムは見る角度によって窓サッシの反射がキラキラしているのが気になりますが、何となく高級感があるような気もしたので今回はこのままにしました。

 

逆光気味に撮ってみました。展示棚の存在感もちゃんとあります。

 

テールライトは走行電圧だと眩しく感じたので常点灯化して抵抗値を高め(3.3kΩ)にしました。

写真を撮り忘れたのですが、基板の上側に抵抗を配置したためシートを加工しています。

1号車はテーブルの成形裏に隠れたのですが、3号車は穴を明けたので抵抗が丸見えに…

 

そのままでは見っともないので、t0.1プラペーパーを貼ってごまかしました。

 

客車のテールライトはぼんやりと点灯するくらいの明るさが好きなんです。

エヌ小屋から内装ディテールアップ用のシールが発売予定なので導入してみようかな

ひとまず完成とします。

 

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現行仕様にアップグレード 169系三鷹色

2022-10-01 19:49:58 | 車両工作(N)

部品が揃ったので三鷹色の整備に入ります。購入時のレビューはこちら

再現を目指す「ホリデー快速ピクニック号・甲州号」は新宿~大月間を9連で運行していたので、169系2本と165系1本で組成する予定です。大月で河口湖行きのピクニック号3連と甲府行きの甲州号6連に分割・併合していました。

今回は169系2本をM1編成とM4編成として整備していきます。

 

まずはアップグレードに使用する各編成の共通部品を用意します。

TNカプラーは運転台側がJC6347(写真は間違えてJC6348を載せている)、中間部は配管付きの7711を使用します。7711は単品のJC6392や45個入り特別企画品の0399と同じ物の個数違いになります。

スカートは169系用のリニューアル品がまだ登場していないので、比較的形状が似ていて分売設定があるPZ6295(115系300番台用)を用意しました。

 

下写真のパーツ類は主に単品の9001 クハ455から拝借しました。

左上の車端部用ステップのみバラし売り(恐らく宮原電車区のもの)を購入しました。

 

ジャンパケーブルやATS車上子が収録されたランナーもクハ455から

下側のジャンパ栓ランナーは455系セット用のバラシ売りになります。

 

まずはスカートを小加工します。PZ6295は乗務員ステップが一体成型なので、455系用の黒いステップを併用して色分けしてみます。(塗装だとすぐに剥げそうなので…)

後ろ側の取り付け穴とステップをカットすれば付けられそうです。

 

TNカプラーにスカートを取り付けた状態で比較してみました。左から

PZ6295改+黒ステップ+JC6347+ジャンパ栓

PZ6295+JC6347+ジャンパ栓

PZ-108+JC0349 (製品の状態) となります。

クリックで拡大

 

ここからは編成別の内容です。まずは動力を入れるM4編成から進めます。

モハ168-15は避雷器がPS16時代の車端部に移設し直されていた変わり種の車輌です。

それを再現するにあたって、国鉄仕様の92449モハ168を用意しました。

これが入手できなかったらM5編成をチョイスしていたと思います。

 

初めは分売されているモハ164-800新製冷房車用の屋根板(PD6096)のデッキ部にベンチレータを追加すればいいかと思っていたんですが、169系のパンタ部はそもそも低屋根じゃないことに気付いてあえなく却下…

 

国鉄仕様の動力はフライホイール化されており、室内もボックスシートなので車体以外を丸々スワップしてしまいます。

三鷹色についていた屋根はPS23を載せてあげることで、避雷器を移設し松本運転所に転属した姿となるので無駄にはなりません。(ボックスシートは別途用意する必要ありますが…)

 

パンタは扱いやすさを重視してPS35DからPS35Bに変更しました。塗装と色差しをしています。

ちなみに避雷器の再移設は三鷹に転属後、PS23を搭載していた頃に実施されているため、PS35Dに換装したことが理由ではなさそうです。(もしそうならM5編成のモハ168-27も移設するはずだし)

再移設の理由をご存知の方がいたらコメント頂けると幸いです。

 

連結面のカプラーを交換し車端部ステップも組み込みましたが、あまり存在感がないですね。

配管付きTNカプラーに対応したトイレタンクは未発売なのでひとまず垂れ流しとします。

 

クハ169とクモハ169も国鉄仕様から下回りをスワップし、ライトユニットやカプラーは先述のパーツ類に交換しました。

 

屋根は165系の流用で冷改車のものがついていたので、こちらも国鉄仕様の元冷房準備車用に交換しました。169系は落成当初から冷房準備車か新製冷房車しかいませんので。

新製冷房車が製品化されたらM3編成やM5編成もお手軽に再現できるようになりますね

真ん中のクーラー脇のベンチレータの位置の違いが分かりやすいです。

それ以外のベンチレータも微妙にずれています。

 

続いてM1編成ですが、こちらはトレーラー編成にするので松本運転改座車の増結セットを用意。

 

シートはブラウン系なので室内灯を入れて気になるようなら塗装します。

下回りの交換とグレードアップ用のパーツの交換、先頭車の屋根交換で完了するのでお手軽です。

 

ホリデー快速のヘッドマークはペンギンモデルのHM10をt0.3のプラ板に貼り、断面はグレーのガンダムマーカーで処理しました。最初はマグネットで固定していましたが、ケースから出し入れするたびに動いてしまうので両面テープ止めに変更しました。

 

クハ169は臨時幕のヘッドマーク無しとすることで大垣夜行などの臨時列車にも対応出来るようにしています。幌枠は薄形の新タイプです。

クリックで拡大

 

ライトの色味はシールドビームなので丁度いいかなと思います。

前面種別表示は肉眼だとけっこう青みが強いのであとでまとめて修正します。

 

グレードアップ前の車両と並べてみました。左がオリジナル、右がアップグレード後です。

ライトユニットの小形化や先頭部の足回りの精密感がアップしていますね。

クリックで拡大

 

前面袖部のジャンパ栓は製品付属のパーツの余白部や取付部をカットしたものです。

塗装後にボディに直接接着しています。気持ちオーバースケールだけど気にしない、、

だいぶ表情が豊かになったと思いますが、どうでしょうか? クリックで拡大

入手できたライトユニットが大目玉用だったので、レンズはストック品をボディに接着しています。この方がプリズム一体より黒目にならなくて実感的だと思います。運行番号表示は銀河モデルのN-506を使用。前面種別表示はストック品のパーツを仮装着しています。Hゴムの塗り分けは大変そうなのでそのままでいいかな

 

モハ168はM1編成とM4編成の違いが再現されました。

ここまでしておけばタイプ品などと揶揄されることもないでしょう。クリックで拡大

M6編成に続く

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房総の209系をディテールアップ-2/2

2018-08-06 21:05:41 | 車両工作(N)

前回の続きです。

今回は先頭車同士の連結時に行先表示が点灯している状態を再現してみます。

行先表示用の専用基板を設置して常時点灯できるようにしてみます。

こちらの基板は厚みが0.5mmでハサミで切れるので最近よく使っています。

プリズムは垂直部をカットし照射部を黒塗りして光漏れ対策としました。

両者を仮組するとこんな感じ。

薄型基板とブリッジダイオードじゃなかったら入らなかったみたいです。

ヘッドライトとテールライトのLEDは行先表示部への導光が不要ですので砲弾型に換装しました。

オリジナルのチップLEDはプリズムまでの距離があるため、少しでも効率を稼ぐのが狙いです。

ヘッドライトが電球色でテールライトは赤色を切らしていたため白色を使用しました。

この回路は常点灯化のスペースが苦しいうえ、シートの加工も必要になってきますので抵抗を1kから750Ωに変更して終わりです。これだけでも明るさの変化が緩和した気がするのでヨシとします。

行先表示の基板は遮光ケースに両面テープで固定の上、配線を通して製品の基板に半田しました。

ライトスイッチをオフにすることで行先表示のみ点灯する状態になります。

屋根が透けないようにLEDの上に遮光フィルムを貼っておきました。

遮光ケースをシートに接着して基板を固定しているので、組立or分解時はシートと床板を別々に組み込むスタイルになります。また、床板は半田と干渉する部分に逃がしを付けています。

 

【完成】

前進時の行先表示が後退時より暗いといったウィークポイントが解消されました。

ヘッドライはもう少し色温度が低くてもいいかもしれません。

テールライトの光源に電球色や黄色のLEDを使うとおれんじ寄りの発光色になってしまうので白色か赤色がベターかと思います。

最後に連結面の点灯状態を。かなり地味です…

点灯状態が殆ど見えなかったためカプラーを伸ばしてみましたが、それでもこんな感じです。

まあ行先表示の常点灯化の副産物だと思えば悪くないかなと思います。

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以下、余談

あまりに連結面間隔が狭いので(ある意味実車に忠実なのですが…)カプラーを長くしてみました。

使用したのはカシオペア用の0339。(写真右)

元のカプラーと共に全バラシして連結器本体のみ交換します。

交換すると右くらいの長さになります。

この交換によってできた副産物は0336と同形状になりますので無駄にはなりません。

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房総の209系をディテールアップ-1/2

2018-08-02 22:23:23 | 車両工作(N)

こんばんは

7月は仕事漬けで趣味の時間がなかなか取れませんでしたが、今月はひと段落しましてブログの方もようやく投稿できるようになりました。

 

馴染み深い地元の車両というものは模型でも揃えたくなるもので、昨年トミックスから発売された209-2100系もよくお世話になった車両です。今でもたまに利用しますけどね

京浜東北線時代の車両とはプロトタイプが異なるためボディが新規製作になり、ライト関係もLED化して基板や遮光ケースが新規になるなど気合を感じられる製品です。

とは言え量産品ですので細かいところはユーザーで手を加えるとより一層リアルになります。

まずは屋根上から着手しました。

パンタグラフの塗装は毎度のことですがギラギラした未塗装状態と比べると落ち着きが得られます。

本体は調色したシルバーグレー、碍子は白、擦り板はシルバーになります。

クーラーはカトー製に交換しました。取り付けボスをカットしてゴム系接着剤でチョン付けです。

トミックスのAU720は妻面のビードがなく塗装も白っぽいためカトーの方が好みです。(手前)

スカートは未塗装なので明灰白色系で塗装し、ステーと内部を黒塗りしました。

ついでに白縁の取り付け爪も目立っていたので黒く塗り、

行先表示パーツもやや光漏れが気になったので全体的に黒く塗りました。

ヘッドライトレンズはGXクリアシルバーを塗って消灯時のリフレクターを表現(左)

トイレ付き車両の下回りが寂しいのでカシオペア用の床下機器を流用してみました。

形状は異なりますが、取り付け爪をカットして接着するだけでそれっぽい雰囲気は出せます。

正面ステップにはトレジャータウンの滑り止めデカールを貼ってみました。

編成により短いタイプと長いタイプが存在するので6両編成と4両編成で使い分けてみました。

ライトの点灯状態

製品をお持ちの方は下の写真を見て違和感を感じたかもしれません。

その辺りは次回に続きます

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713系サンシャイン宮崎が完成 鉄道コレクション第24弾

2017-11-12 20:05:54 | 車両工作(N)

宮崎空港線でシャトル運用をこなしている713系サンシャインカラーが完成しました。

主な加工は点ベンチレータの撤去とシングルアームパンタ化、配線の追加などなど。

ロゴ類は世田谷総合車輌センターのインレタを使用しています。

↓クリックで拡大

行先シールはマイクロエースを貼っています。

前面及び側面ガラスはトミックスの113/115系用に交換しました。やはり本家のガラスは平面度や透明度が違います。ただ、側面に関してはボディの厚みから奥まってしまったのが気になります。

↓クリックで拡大

連結面はTNカプラーとトイレタンク、幌枠でNゲージレベルに向上。

塗り替えがメインなので特徴的な室内は省略。室内灯も付けないので割り切っています。

↓クリックで拡大

いずれオープンパッケージで発売されそうですが、上手く出来たので珍しく自画自賛しています。

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