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中間車のハイライト VSEの3号車と8号車

2024-11-30 14:41:00 | 車両工作(N)

今回はVSEの中間車におけるハイライトとも言える3号車と8号車の内装に着手しました。

まずは模型では動力車に設定されている3号車から

中央部にカフェカウンター、室内灯の台座付近にトイレがあるはずなのですが何もありません。

ダイキャストフレームから外す際の柔軟性を確保するためでしょうか?

3ボックスあるサルーン席も車端部が盛り上がっており表現されていません。

 

というわけで、カフェカウンターとトイレはプラバンでそれらしく作りました。

カウンターは8号車と比べるとストレートに近い形状だったので作りやすくて助かりました。

営業停止後をイメージして、シャッターが降りた状態を再現しています。

サルーン席は壁をフラットにして手前の座席からお湯まるとアクリルパウダーでコピーしたモールドを貼り付けました。透明なので塗装しないとよくわかりません…

元喫煙スペースの壁や手前の席の上部にあるプラ棒は室内灯クリアの導光板ガイドです。

3号車と8号車は他の車両よりも窓の天地寸法が大きく、純正の導光板だと窓から見えてしまうため、厚みが薄い室内灯クリアに置き換えます。全体はこんな感じ

 

続いて8号車ですが、ここが10両の中で最も難工事でした。

本来は3列ある客室エリアですが、車椅子対応の1列のみ表現されています。

2列目は上げ底の床をフラットにできれば復元できると思い、改造に着手しました。

上げ底は集電シューの位置が高いためで、ここを短縮して配線で逃がす構造を考えました。

カットしたメインの集電板と集電シューはネジ止めして通電不良を防ぎます。

集電シューを固定する台座をカットし、切断した端部の集電板が安定するようにプラ棒でガイドを作りました。最後に切断したメインの集電板に配線を半田します。

シートも切断してプラ棒でフラットにしました。連結部のパーツは爪の縦半分をカットしているので強度的に少々不安ですが、一応形になりました。

シートはお湯まる&アクリルパウダーですが、今回は複製に難儀しました。

モールドが深いため、少しずつ固着させていかないと気泡が入ったり欠けたりしてしまいます。

 

ここで加工は一旦終了したのですが、仮組みしてみるとやはりもう1列も再現したい衝動に駆られ、改修工事を実施しました。その結果が下の写真です。

車端部の3列目を再現するために室内灯の台座を撤去して先頭車と同じ方式に変更しました。

台車の集電シューは室内灯クリアの集電板を加工してメインの集電板に接触させて高さを抑制。

写真がありませんが、シートをフラットにしたことによりボディを固定する部分が無くなってしまったため、ガラスの固定爪を車体中央よりに移設しています。

トイレ部はパーツを個別に切り出して床面を下げ置きました。

乗降口の窓が足元まで来ており、少しでも全体を光らせるためです。

カウンターは3号車と同様に営業停止後をイメージしてシャッターをつけました。

8号車は座席を4組用意する必要がありますが、歩留まりが悪いため3Dプリント品にする予定です。

 

なんとか形になった3号車と8号車。

この2両は内装が木目調なので他の車両とは別に塗装したいと思います。

今年中に完成するかしら?

つづく

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