こんばんは
長崎の転車台を投稿した翌日、なんと長崎車両センターの公開イベントが催されるとの告知がありました。移転前の最後のチャンスだけにこれは行かねばなりません。
というわけで先月の22・23日に九州へ行って参りました。
博多駅
イベントは日曜日なので、土曜日は寄り道をしながら長崎へ向かいました。
まずは鹿児島本線で香椎へ行き香椎線に乗り換えます。
ここからは気動車の旅になります。どっちも白幕ですね
行先を限定せず、どこまでも走っていきそうな感じがするので嫌いじゃありません。
せっかくなので終点の宇美まで行き、折返しの列車で須恵に着きました。
駅から県道91号線沿いに歩いていくと、ぼた山の左に目標を発見!
だんだんと近づいてきました。
ぼた山には立入禁止の標識がありました。
ちょっと登ってみたかったなー
駅から20分くらいで目的地に到着です。
志免鉱業所竪坑櫓 1943年完成
巻上機が櫓の上に設置されているワインディングタワー式の竪坑櫓は、国内では志免にしか現存しておらず、また当時のものは世界的に見ても希少な存在だそうです。
今から50年前までここで石炭の採掘が行われていたんですね
竪坑櫓のすぐ脇にはレンガ造りの第八坑連卸坑口も残されています。
斜坑は竪坑と比べると輸送距離が長くなる分、一度に大量の石炭を輸送できるメリットがあります。また石炭と共に掘削された捨石(ボタ)を溜めたのが先ほどのぼた山です。
ちなみにこのレンガは一般的な赤レンガではなく、石炭の精錬で発生した鉱滓(スラグ)を再利用して作られた鉱滓レンガで造られています。
すぐ近くには志免鉄道記念公園もありました。
この公園は旧国鉄勝田線の志免駅を整備したものです。
構内にはホームの他、腕木信号機や踏切も残されていました。
信号機テコも
この辺りは福岡空港が近いため飛行機の離着陸の音が良く聞こえます。
そういえば空港から志免までの直結バスとかあったのかな…
博多へ戻り、今度は西鉄天神へやってきました。
8000形西鉄特急で柳川へ向かいます。(↑はどちらも普通電車)
標準軌のスラブ軌道に走っていると新幹線のような雰囲気に…
西鉄柳川に到着しました。こちらが8000形。特急型ですが車端部はロングシートを採用するなど通勤輸送にも配慮した車内になっています。
柳川といえば川下りで有名ですね。街のいたるところに水路が巡っています。
舟に乗るのはまた今度。柳川に降りたのは県境まで向かうためです。
西鉄バスの佐賀バスターミナル行に乗って大川橋停留所で下車しました。
その先にある大川橋は筑後川を渡り、佐賀県へと続いています。
赤いタワーのような橋が見えてきました。
筑後川昇開橋 1935年竣工
元々は旧国鉄佐賀線用の鉄道橋で、トラス橋の中央部が可動橋となっています。
潮の干満差が6mにも及ぶため、満潮時にも船が走行できるよう設けられました。
現在でも橋の昇降が必要な大型船が週1回は通るそうです。
でも観光客が渡るときはサービス動かしてくれたりします。
橋が上がると共に左右のウエイトが下がっていきます。駆動部が片側にしかないため、操作室側のウエイトを重くしてバランスを取っているそうです。
福岡県側には佐賀線の筑後若津駅跡の案内板がありました。
それでは歩いてみましょう。
路面は歩行者向けに整備されているので鉄道橋としての名残は感じられません
可動部に着きました。あれ、柵がしてあるので操作する方に伺ったところ、この先も歩けるけど陸地側が工事中なので降りることはできないとのことでした。残念
対岸に渡ることは諦め、橋の昇降を目の前で見せてもらって停留所に戻りました。
教えてもらった橋の近くにある和菓子屋さんの饅頭がおいしかったです。
再びバスに乗って佐賀駅へやって参りました。
ホームへ上がるとなにやら黒い車両が…
続く
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