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豊洲駅と住吉駅の記録~地下鉄8号線開業に向けて

2022-11-02 21:00:50 | 鉄道雑感

今年3月に鉄道事業認可が下りた地下鉄8号線(通称豊住線)は、豊洲駅から東陽町を通り半蔵門線の住吉駅に至る路線です。開業は2030年代中頃と暫く先ですが、現状を記録しておくことにしました。

いずれも今年撮影です。まずは豊洲駅から

降りてすぐ違和感に気が付くと思います。2面あるホームは外側の1番線と4番線のみ使用されており、2番線と3番線は塞がれて通路になっています。

なんとなく、海外の駅のような雰囲気もありますね。

東京オリンピック2020開催に伴う混雑緩和対策で2020年からこの形になったそうです。

ホームの端の方へ行くと線路はそのまま残されていました。この旧2、3番線の線路は駅周辺の再開発に伴う利用者増加に対応するため、2009年から2014年に行われた駅改良工事で敷設されました。よって開業時1988年から2009年までは路盤のみ施工された状態でした。

豊住線はこの2、3番線を使用する予定で建設されています。

端部はホームドアが閉じていて、乗り場案内もそのままなので2面4線時代の趣です。

旧2、3番線の月島方にはRAWIEバッファーストップが設置されていました。

この先の留置線は現役なので、回送列車がホームに突っ込まないように設置されていると思われます。

旧3番線から留置線を望む

辰巳方の通路には段差があります。これは豊住線が4番線をオーバークロスして住吉へ向かう構造となっているためです。ただ、前述の改良工事をした際に3番線の路盤を掘り下げて4番線と同じ高さにしているため、開業時にこの段差をどう処理するのか気になる所です。勾配に余裕がない場合は御茶ノ水のようにホーム自体に段差を作るしか無さそうです。

剛体架線は途中で切断され、架線終端標識が備わります。

地下なので反射材を使っているのが分かります。

 

つづいて半蔵門線の住吉駅にやって参りました。都営新宿線との乗換駅になります。

半蔵門線は方面別の階層構造になっており、それぞれ島式ホームの片面を使用しています。

水天宮前から押上間は比較的新しい区間という印象でしたが、2003年開業と言うことでそろそろ20年選手です。工事を繰り返している1988年開業の豊洲駅より古めかしく感じますね。

剛体架線のためコンパクトなトンネルです。

それぞれの乗り場の反対側には大きな柵が建てられています。こちら側に豊住線が乗り入れる形で建設されていますが、現在は半蔵門線の留置線として使用されています。(押上方で本線に接続している)

覗いてみるとこんな感じ。壁面の装飾もなく無機質なコンクリートが丸出しです。

天井は本線側より高く、吊架式による電化も見越しているのかもしれません。

豊住線も方面別とするなら、1番線の隣が豊洲方面で2番線の隣が押上方面になりますね。

最後に清澄白河方の車止めを観察。方角的に豊住線はこの先に繋がるみたいです。

途中駅の位置や有楽町線や半蔵門線との直通運転など、これからの動向にも注目です。

続く?

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