3/12(月)晴
春遍路 いざ焼山寺に登ります。
前日旅館吉野に宿泊した人はフランスやドイツから来たスペイン巡礼を歩いた経験のある男2人女1人の3人グループ。別にもう1人の外国人男性。そして日本人中年の男性5人、そして私の計10人でした。
日本人男性が和やかに彼らと明日の行程等を英語で話してる(たぶん)
英語が話せたらええなぁ!
夕食美味しかった、部屋も小綺麗で快適。
当日早朝に目覚めて全身のストレッチをして身体を暖め ほぐした。
気合いが入り1番に朝食を頂き皆より30分早く宿を出発した。
どうせ彼らに追い抜かれる事間違いないし💦
藤井寺で無事に焼山寺まで歩けるよう祈願して7時ごろ登り初めた
暫くして英語の達者な男性に追い抜かれ端山休憩所に着く。 7:17着 標高225㍍
普通は約1時間で長戸庵に着くそうですが、もーすぐもーすぐと自分を励ましながら……
長戸庵 8:22着 標高440㍍ 讃岐富士とほぼ同じ高さです。ここまで約1時間半弱
3人グループや他の人達が皆来て一休み!暑いから上着を脱ぐ。
同じ時間に長戸庵を出発したが前を歩く彼らが段々小さくなる😅
右側吉野川町 左側神山町 尾根を歩きます。
一旦標高600㍍まで登りますが少しずつ下っていきます。柳水庵の手前は急下り、慎重に!
柳水庵 9:53着 標高500㍍
三人グループがにこやかに手をふって出迎えてくれました、
ここで事件です!ザックにぶら下げてた予備のペットボトルと吉野旅館で用意してくれたオニギリの袋が破けとる😭ないー!ガシャンゴシャンと下で音がした時、🐗?身構えたあの時だと気付いても遅いわな💦ペットとオニギリが落ちて転がった音だったなんて……引き返す勇気ゼロ、ゴミと化すだろうが神聖な山路を汚した自分は罪深い人間だ💧
足を休めて彼らより一足遅れて柳水庵を出発した。浄蓮庵の登りに差し掛かったときはやったーと叫んだがキツかった!左右内一本杉のお大師様、早く会いたいですーと独り言!
後ろから若者に声かけられた
若者「あのーお水落としませんでしたか?」暫く返事ができなかった。
私「ここにぶら下げて……云々……落としました」言い訳っぽく説明する自分が嫌になる。
若者「まだ距離がありますから持っていた方がいいですよ」
私「はい、そうですね、ありがとうございます💦」
山路を駆け巡るトレイルランニングをしている若者だった
(重くてペットボトルを捨てたと勘違いされた感もある)
そして浄蓮庵 11:19着 標高745㍍
おそらくここまで来た人ほとんどの人が下からこの写真を撮るだろうな📸
予備食のカロリーメイトやアミノ酸ローヤルゼリー等でお腹を満たす。
ここまでで同宿の人全員に追い越されました🤣
ここからの下りは怖かった。横向きになり一段一段とても慎重にカニさん歩き!爪先痛いわ😭
ヨタヨタと県道43号線まで降りてまた一休みお茶!
ここでまたまた事件です!
左右内集落を抜けた所で左の細い山道に入るのですが歩きスマホ、主人にメールを返しているうちに標識を見ずに通り過ぎた。200㍍位歩いて(こりゃおかしいわ)と引き返すと少し下の沢に出る遍路道をお遍路さんが歩いているのが見えホッとした。
左右内谷川の小さな橋は他の人のブログやビデオで何度も見たから間違いなし!もうあとはここから登るだけ👊
登るだけ……登るだけ……また後から来た人に抜かれ、逆に降りてくる数人とすれ違い「あと20分くらいだよ、頑張ってね」と声かけ励まされる。
岩場を這い上がる感じで登りました。
そして駐車場が見えた時は思わずガッツポーズ💪
登り下りを繰り返しながら藤井寺からここ焼山寺まで健脚4時間 普通は6時間 弱足8時間と言われているが、私は7時間30分もかかった弱足だ。いくら時間がかかっても自分の足でここまで来れた事にただ感謝のみです。
焼山寺 14:30着 標高700㍍
とにかく先にお参りして御手洗い🚻
納経を済ませばもう3時です。
大杉は撮ったが大門を撮り忘れている。
この大木の根っ子はどこまで伸びとるんやろか?
さてここから4キロ下の鍋岩までは下らなければならない。1時間もあれば着くだろうと……アマカッタ!
膝も爪先も痛くて、それに背中のザックが前に進むなって後ろに引っ張ってる感じでした。
杖杉庵まで下るのに約1時間もかかり座り込む。
ここから鍋岩までの遍路道も長くヨタヨタ歩きでJAまで下りてきた。頭の中ではトントンとかけ降りるイメージなんだが、膝が言うこと聞いてくれん🐢
地元のおじさんに
「どこまで行くん?」
「鍋岩です。」
「鍋岩かい、すぐそこじゃ、その足でも間に合う間に合う(笑)」
そして鍋岩荘に着いたのが午後5時!冬なら真っ暗になっている時間だ。
10時間の歩きでクッタクタ😥
すぐお風呂に入り洗濯もして6時の夕食に充分間に合った(笑)
神山まで行った方もおられるが外国人3人組を含めて昨夜の仲間と二晩同宿となり、焼山寺で会った若い女性も加わりました。
キツイ山を登っている時は、もう2度とここを登ることはないだろうなと思っていましたが、数日経った今、「また行く?」と聞かれたら「勿論体力さえあれば喜んで行きますよ」と答えるだろうな!🙋