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最近、宮尾登美子の作品にはまっています。
図書館の棚から、何気なく、上記の文庫本を借りてきました。
読み進むうち、実在の人の事と分かり、興味が沸いてきました。
文中の「菊間家」は「藤間家」、
竹元宗四郎は、「松本幸四郎」
「坊ちゃん雪雄は、11代市川團十郎」など。
昭和初期、住み込みのお手伝いさんとして菊間家に仕え
戦争中も、世話係として二人で東京郊外に疎開。
戦後、歌舞伎が振るわなかった時も、支え続けた話。
日陰の身からの、慕い続けた坊ちゃんの子を産んだ話。
朝日新聞に、1988年から89年に連載されていたという事も
最近知りました。
上・下巻を読み終えた後、もう一度読んでいます。