徳ちゃん繁昌リポート

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【商店街探訪】1円で客を呼ぶ激安スーパー

2013年05月23日 | 出張先々
大阪では知らない人がいないぐらい有名な激安スーパーの玉出。本社は大阪市西成区玉出で大阪府に53店舗と兵庫県尼崎市内に1店舗を展開して年商はなんと約500億円近い。安売りやド派手な外装、24時間営業など特徴ある店舗を運営し、さながら業種業態転換の改装店舗?とにかくパチンコ店と見違うほどのド派手な電飾の装飾なんです。

全ての店は知りませんが大体2階フロアで1階に生鮮食品、2階がグロサリー売場になっていて、店内を総鏡張りにして狭い売場をより広く見せる工夫は大したものだと感心しますね。自称日本一の安売王は徹底した低価格路線を貫き、随時開催される「1円セール」がよく知られています。但しこれは、千円や2千円以上の買い物をした客について特定の商品を1点限り販売するなどの制限はあるのですが、チラシに踊っている1円の文字は迫力満点です。尚、チラシの中で900円という価格はパート募集の時給でした(笑)。これとは別に牛肉や豚肉などの一部を「1グラム1円(即ち100グラム100円と同じ)」で売っているものがあり、こちらについては特に制限なくどれだけ買っても1グラム1円で買えるのです。他のスーパーよりも値段も安く、粗利益率も低い薄利多売方式で、生鮮食料品では肉類や惣菜など、品目によっては他店の定価の半額程度で売られていることもあるそうです。おそらくは前日に売れ残った生鮮品を翌日の惣菜として加工販売、さ
らには惣菜が賞味期限間近となると半額で売り切るなどして、確かに惣菜コーナーが驚くほど安さで、「これは大丈夫か?」と思える程ですね。おそらく現金仕入もして他店よりも低い販売価格を実現しているのでしょう。

東京や大阪の都心ではお洒落な高級スーパーが軒を並べハイクオリティーな店舗展開を繰り広げていますが、下町には玉出のような激安スーパーも当然必要な訳で益々デフレ社会にはなくてはならない庶民の味方かも知れません。ちなみにレジの店員は中国人や韓国人が多いのもスーパー玉出の特徴のようです。今日も自転車に乗った豹柄服のおかんがさっそうとやってきて店内に入っていきましたよ。
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