旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

閑雲野鶴日記 2020年(令和2年)2月26日 金曜日 越すに越せない『白河の関』

2021-02-26 17:33:21 | 閑雲野鶴日記
 たいした量ではないのですが、ここ数日は毎日雪が降っています。


 除雪車も毎日来るような量ではないのですが、ちりも積もれば山となる。
 そろそろ捨てるところが無くなってきました。


 今日も、降ったりやんだり、時々吹雪いていました。
 真冬日ではないのが救いです。


 今日の時刻表『読書』。越すに越せない『白河の関』。
 都から陸奥国に通じる東山道の要衝に設けられた「白河の関」は、鼠ヶ関・勿来関とともに、奥州三関の一つ。
 間もなく開幕する選抜高等学校野球大会、夏の全国高等学校野球選手権。決勝戦に東北勢が登場すると、東北6県の学校が未だに全国制覇していない事から「優勝旗は白河の関を越えることはできるでしょうか」と、必ず話題になります。
 『現代の白河の関』は、関東からの犯罪流入を防ぐことを目的に国道4号に常設されている「白河警察署白河検問所」がそれに当たるという人もいます。
 さて、『青春18きっぷ』にとっても、越すに越せない『白河の関』です。
 我が町から、『青春18きっぷ』で南に向かうと次のようになります。
 北野辺地駅 6時09分発  野辺地駅 6時14分着
 野辺地駅  6時33分発  青森駅  7時21分着
 青森駅   7時56分発  弘前駅  8時39分着
 弘前駅   9時02分発  大館駅  9時44分着
 大館駅  10時38分発  秋田駅 12時26分着
 秋田駅  13時45分発  新庄駅 16時28分着
 新庄駅  17時22分発  山形駅 18時35分着
 山形駅  18時38分発  米沢駅 19時31分着
 米沢駅  20時40分発  福島駅 21時25分着
 福島駅  21時29分発  郡山駅 22時17分着
 郡山駅  22時36分発  白河駅 23時10分着

 乗車時間11時間2分、待ち合わせ時間5時間59分。移動効率が悪く、今回のダイヤ改正でも白河を越えることが出来ませんでした。
 1990年(平成2年)12月24日の「整備新幹線着工等についての政府・与党申合せ」は、私にとっては『魔のクリスマスプレゼント』でした。
 この申し合わせによって「建設着工する区間の並行在来線は、開業時にJRの経営から分離することを認可前に確認すること」となり、盛岡以北の東北本線はJRから分離され第三セクターとなりました。
 このため、青春18きっぷを利用すると、迂回して南に向かわないとならないのです。
 因みに、昨日紹介したルートは、第三セクターの青い森鉄道線とIGRいわて銀河鉄道線を利用するルートですから、青春18きっぷに別途4,250円の運賃が加算になります。


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