ここでは、「私が推す日本から消えゆくもの」として、近年使われることが少なくなる傾向があるもので、かつ、消えゆくことがこれからの日本にとって良いことだと思うものを挙げる。
元号
昔と比べると元号が使われる頻度は大幅に減少し、西暦が使われることが圧倒的に増えている。例えば、15年ほど前はサービス券の有効期限が元号で書かれていたのも見たが、現在はほぼ全部西暦で書かれている。元号を廃止すべきだと考える人も少なくない。言うまでもなく元号は天皇の在位期間を単位としたもの。天皇は世襲制で職業や住む所が自由に選べないなど人権がない状態にあってかわいそうだ。そんな制度の上で成り立っている元号があまり使われなくなり、西暦が幅を利かせるようになったことは良いことだ。将来、天皇制廃止も実現してほしいものだ。
男子生徒を君付けで呼ぶこと
学校で昔は女子をさん付け、男子を君付けで名前を呼ぶことが多かったが、今は男女ともさん付けで名前を呼ぶのが主流になっている。「さん」は幅広く使えるのに対し「くん」は同輩か目下に対してしか使えないので、「君」と「さん」で男女を区別するのは不公平で、女子をさん付けで呼ぶ時は男子もさん付けで呼ぶべきだと思う。
沖縄県での例を見ると、琉球新報の投稿欄「僕の主張私の意見」で、2010年、11年ごろは文中の男子の名前が中南部からの投稿ではだいたいさん付けで書かれていたが名護市を中心とする北部からの投稿では君付けで書かれていたことが多かったが、今は北部からの投稿もだいたいさん付けで書かれている。このことから、地域によって遅れることがありながらも男女ともさん付けというのが着実に広がっているうかがえる。
それから、まだまだ健在だけどなくなった方がいいと思うものを挙げる。
従来型の学校給食
全校生徒同じ献立で選択肢がない従来型の学校給食(世界的に見てこの方式を採っている国は少数派じゃないかな)をやめて、欧米のように弁当を買ったりカフェテリアで注文するなど、自由に選択できるような方式に変えるべきだと思う。1月末に、東京都の小学校で2014年におかわりを強制して児童1人を嘔吐させたとして担任教師が処分されたというニュース(参考)を見てそう思った。他に、岐阜県の小学校で完食指導によって2年間で合計5人の児童が嘔吐した件、富山県の小学校で嫌いな食べ物を口の中に押し込んで嘔吐させた件もニュースになった。給食が時として児童虐待の道具になったり、教師の給食指導によって給食時間が一部の児童にとって苦痛の時間になっている現状が見えた。
また、教職員の昼休憩も見直すべきだと思う。多くの学校で給食時間も労働時間とされ、給食と5校時の間が昼休憩となっているが、休憩時間とは名ばかりで児童の面倒を見ることが要求され休憩が取れない空気になっている。会社と同じように「昼食時間=教職員の昼休憩」にしてはどうかと思う。生徒にとっても、昼食時間ぐらい先生の監督下から離れて、(昼食に関する)先生の指導は抜きにして楽しむのが理想だと思う。
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