○ 繰り返しの美学、私の場合
建築家の出江寛氏は、繰り返しの美学についてエッセイで
**平凡なものがくりかえし現れることによって、象徴的な姿を表現し得るのである。(中略)平凡なものの集合はときとして芸術にまで高められるのである**と指摘している。実例として氏は京都の伏見稲荷神社の赤い鳥居の連続をあげている(別冊新建築 1989)。私はこのことを知ってから、「繰り返しの美学」を意識していた。
上の写真はある施設で試みた繰り返しの美学。壁面から突き出たコンクリートのこぶの上にV型に方杖を据えた。仕口面が複雑になるが、この木工事を担当した工務店はわざわざ加工場で試作品を作って検討してくれた。
この建築の構造はRC造だから、この木の梁は化粧。
この施設の別のところでも繰り返しの美学を試みている。方杖、コードペンダントそれぞれの繰り返し。
○ 廊下の吹き抜けの意匠
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