■ 昨日(14日)、いつものスタバで朝カフェ読書。カウンターの前で特に注文の声を発しなかったが、前回と同じ、ショートカットがよく似合う店員さんからホットのショートがマグカップで供された。
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■ 中学生の時に読んだ松本清張の『砂の器』は光文社のカッパ・ノベルスだった(新潮文庫になったのはずっと後のこと)。遠い昔のことでどんなカバーデザインだったか記憶にないが、この松本清張短編全集の装丁になんとなく懐かしさを感じて全11巻買い求めた。2002、3年頃のことだ。全集には昭和26年のデビュー作・「西郷札」から昭和37年までの短編作品が収録されている。
全集に収録されている全作品を読んだわけではなく、何作かつまみ読みしただけで今に至っている。最近また清張作品を読みたいと思うようになってきたので、この全集に収録されている全作品をランダムに読もうと思う。
第9巻「誤差」に収録されている『紙の牙』(昭和33年)。R市役所の厚生課長がバーの女と温泉町の繁華街を宿の浴衣姿で歩いているところを地元紙の記者に目撃されて・・・。厚生課長は死に追いこまれる。それで終わりと思いきや、ラスト数枚でひとひねりあり。