透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

開智学校のエンジェル

2006-08-12 | A あれこれ


開智学校 (060811)

 開智学校を見学してきました。外観の写真、何とかオリジナルなポイントを探そうとしたんですが、結局このアングルなんですよね。

開智学校って日本の教育史にも登場するし、近代建築史にもまず例外なく登場します、それも写真付きで。受付で受け取ったパンフレットによると建設費の約7割が地元松本の住民の寄付で賄われたそうです。設計と施工は同一人物で、立石清重という大工棟梁ということも紹介されています。東京方面へ出掛けて西洋館の勉強をしてきたとか。明治になったから、寺子屋みたいなイメージではダメっていう空気だったんでしょうね、きっと。

建設当時は正面やや右側に立派な門があってそこから敷地内に入り正面玄関にアプローチするようになっていたことがパンフレットの写真で分かります。やはり当時のアプローチがベストだと思います。現在そのようになっていないのは残念です。

ところで正面のバルコニーの屋根の下でエンジェルが「開智學校」という横断幕を掲げています。以前このエンジェルが男の子だと何かで読んだ記憶があって、その確認に行ってきたんです。あそこが凹か凸かどっちなんだ。

分かりました、男の子。でもどうして? そもそもエンジェルって女の子じゃなかったかな。違う? はっきり男の子って分かるように、わざわざ凸をくっつけたのにはきっと理由があるはず。それは何故?

それにしてもこんなに凝った学校を造ったなんて・・・。当時の人たちの教育に寄せる関心、期待の大きさが窺えます。




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