■ 関東大震災で東京は壊滅状態になりました。地域のコミュニティーの場でもある銭湯も壊れました。
「銭湯を豪華に造り直すことで街に活気を取り戻そうと考えた。すっかり沈んでしまった街の人々を元気づけようとした」
NHK教育TVの「美の壺」では東京の銭湯が豪華につくられた理由をこのように説明していました。
亀の湯@北区西ヶ原
先日山手線の駒込駅から旧古河庭園に向かう途中でたまたま見かけた銭湯を路上観察、といってもこの写真を一枚撮っただけですが。
いわゆる宮づくりといわれる銭湯。神社仏閣に見られる唐破風が印象的です。
浴室の壁一面に富士山が描かれているんでしょうか・・・。こんな銭湯でゆったりと一番風呂を楽しむことができたら幸せでしょうね。
残念なことにこのような昔ながらの銭湯が次第に姿を消しています。取り壊してしまうのはもったいないことです。
東京の谷中で銭湯を改修してつくったギャラリー(谷中のギャラリー)を見かけたことがあります。広いスペース、高い天井、高窓から入る自然光、これらの条件は彫刻等の展示スペースに向いています。
でもやはりこのような立派な銭湯には、ず~っと現役でいて欲しいと思います。銭湯の存在は街が健康なことの証のような気がします。
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ちょっと前に行った穂高の日帰り入浴では、ご近所らしき年配の方々が和気あいあいと世間話をしながら、くつろいでおられました。
小さいながらもそこにはコミュニティが成立していて、なくてはならない居場所なのでしょう。