派手な装丁、なんだか講談社文庫の雰囲気だけど文春文庫。
このところケンチクモード全開。ずっと「建築」の話題を続けてきたな、とちょっと反省、って別にいいけど。読書の秋、そろそろブックモードに少し振らないと。ということで『夜のピクニック』に続いて今回はこれ。そう私が好きな室井滋のすっぴん魂。おっと、この表現は曖昧。好きなのはどっち?、ムロイ?すっぴん魂? どっちも好き。だから、好きな(ムロイ+すっぴん魂)。
NHKの連続テレビ小説はみてないけれど、「菊次郎とさき」はよかったな、そう、たけしのおっかさんの役。ああいう雰囲気のシゲルさん、いいとおもうな。前にも書いたと思うけれど、ほんとに「すっぴん魂」な人だと思う。
『すっぴん魂』 週刊誌に連載中のエッセイを再構成したもの。ムロイさんの日常にはなぜか「事件」が頻繁に起こる。銀行でのトラブル、ゴミだしトラブル、旅行先でのハプニング、タクシーの中での出来事・・・。
巻末に佐野史郎さんとの文庫化記念対談が載っている、特別付録で。
この対談が面白い。
**(前略)まあ、ムロイともホント長いつきあいだよね。出会いは、オレが劇団やめて映画始めたばっかりの頃、若かりし竹中直人とムロイとオレと河合美智子と6、7人で芝居やろうって竹中から誘われたのが最初なんだよな**
ふたりのつきあいは、こういうことなのだそうだ。
**年をとるってことは奥深いね。捨てたもんじゃないね。周り見てても、個体差がすごく出て、それまでの生き方がぜんぶ表れて、ひた隠しに隠してたことも表に出てくるじゃない?だから、きっと今の生き方が大事なんだよね。**
いいこというね~、ムロイさん。
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