透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

坂道もおもしろそう(改稿)

2011-07-27 | A 読書日記



 何でも趣味の対象になるんですね、もちろん坂道も。タモリは大の坂道ファンだそうで、日本坂道学会副会長だとか。

先日『タモリのTOKYO坂道美学入門』講談社 という本をカフェマトカでパラパラと見たのですが、なかなかおもしろい内容でしたので購入しました。本に載っているカラー写真は全てタモリが撮ったそうですが、どの写真にも人も車も写っていません。ネコもイヌも。タモリのこだわりというか美学なんでしょう。中目黒のなべころ坂の紹介文に**カメラを構えると、すかさず宅配便の車が止まるんで困っちゃいました**と書いています。タモリの写真は坂道を的確に捉え、しかも美しい。タモリって何でも器用にこなす人ですね。

タモリは「よい坂」の条件を4つ挙げています。
1 勾配が急である 
2 湾曲している  
3 まわりに江戸の風情があること 
4 名前に由来、由緒がある

3の条件はよく分かります。東京って意外なことに昔の風情を醸し出しているスポットが結構残っているんですよね。タモリは取り上げた坂道の実力判断ということで、この4つの項目についての数で評価しています(これに倣って火の見櫓の評価を始めたのです)。

私が今関心があるのは「菊坂」。この坂道の路地には樋口一葉が19歳の時から4年間住んでいたそうですね。タモリがこの本で取り上げている37の坂には菊坂は入っていませんが、どんなところなのかいつか訪ねてみたいと思います。

それから、この本の写真を見て行ってみたいと思ったのは日無坂(東坂)。タモリはこの坂を**坂道とY字路の幸せな融合。Y字路も大好きなんで絶対に見逃せない坂道です。**と紹介しています。なかなかおもしろい空間構成になっています。

ありがたいことにどの坂にもウォーキングマップやお立ち寄りスポットが載っています。今度東京するときは、この本を忘れないようにしないと・・・。


しばらく前に読んだ『江戸の坂 東京の坂(全)』やこの本で、坂道のおもしろさ、奥深さに気付かされました。


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