■ 映画「殿、利息でござる!」を観た。
時は江戸時代中期、所は仙台藩吉岡宿。重い年貢や伝馬(てんま)と呼ばれる労役で住民が困窮し、夜逃げをするなどして宿場町は疲弊し切っていた・・・。
千両(3億円)もの大金を集めて仙台藩に貸し、その利息で宿場町を救済しようという奇想天外なプロジェクトの顛末。これが実話をもとにした物語だなんて・・・。
先代の浅野屋甚内(山崎努)のふたりの息子、穀田屋十三郎(阿部サダヲ)と浅野屋甚内(妻夫木聡)や仲間たちが宿場町のため、住民のために私財を投げ打つ。彼らは土地を売り、家宝を売り、家財を売り・・・、ここにこの映画の原作の「無私の日本人」が出ている。どこかのM知事にも観て欲しい。もちろん自費で。 オッと、このブログには政治的なことは書かないことにしている。
竹内結子が宿場にある居酒屋の女将を演じている。ユーモア感ある彼女の表情・演技はいつも魅力的。 千両まであとわずか、というところで、彼女が金を出すと言うところは痛快だった。
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吉岡宿のはずれに立っているこの櫓は何?
映画が始まってすぐ、この櫓が登場。これは宿場を行き交う旅人を監視する櫓?でもそんな櫓が宿場にあったなんて聞いたことがない。もしかして火の見櫓? 映画の中に半鐘の音が聞こえてくる場面も出てくる。この櫓に半鐘が吊り下げてあれば間違い無しだけれど・・・。
殿さま(仙台藩七代藩主伊達重村)役で羽生結弦君が出てきたのにはびっくり。彼の演技は浮いた感じもなく、なかなかのものだった。若殿さま役にぴったりの雰囲気だった。
ユーモア感とシリアス感の絶妙なバランス。笑って泣いて、また笑って、また泣いての映画だった。
私も映画やドラマ、旅行番組から、ニュースに至るまで、内容そのものよりも、ちらっと後ろに映っている鉄塔が気になってしまいます。
無意識のうちに、鉄塔を探してしまうんですよね……
コメントありがとうございます。
映画が始まってすぐ、この櫓が出てきたのです。
でもなかなか櫓のてっぺんが見えなくて、気になって・・・。
テレビの旅番組などでタレントが地方の街を歩くシーンが
出てくると、つい火の見櫓をさがしてしまいます。
見てきましたよ、この映画。
泣いて笑って・・・。
いい映画でした。
竹内結子さん、良かったですね。
真田丸でもいい演技していますものね。
羽生君、違和感がまったくなかったですね!
一芸に秀でている人は何をやらせても上手っていうことですかね。
そう、いい映画でしたね。
何回も泣きました。
羽生君は若殿さまにぴったりでした。
居酒屋「竹内結子」があれば通ってしまいそうです。