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■ 大学の研究室の3年ぶりのリアルOB会に参加するため16日に東京へ(2020年2月以来)。塩尻駅7時18分発のあずさ8号で東京へ向かう。
10時1分、定刻通り東京駅に到着。駅舎(写真左)のドーマーの壁は天然スレート(粘板岩か)うろこ張り。いや、四角形のスレート板の下側を隅切りしているだけなので単なる一文字張りとすべきだろう。右は宮城県の女川の民家の外壁(1979年3月撮影)。片側を半円形に加工した天然スレート板を張っているので魚のうろこのように見える。正真正銘のうろこ張り(分類上は一文字張りに含まれる張り方)。
東京駅に着いて向かった先は丸の内オアゾの丸善。読みたい本を3冊買い求めて、オアゾ4階のカフェ、M&C Caféでコーヒーを飲みながら拾い読み。
12時近くになって、山手線で東京駅から目黒駅へ。東急目黒線に乗り換えて、奥沢駅で下車。駅近くのOB会の会場へ向かう。コロナ禍のため大学の同窓会館の使用許可がまだ下りないとのことで、今回は某レストランが会場。1時から3時まできっちり2時間のOB会。
司会者から挨拶を求められたので、近況報告として日経新聞の文化面に私の記事が掲載されたこと、長年の願いであった『源氏物語(現代語訳)』を読了できたことを話した。
久しぶりに会う学友たち。みんな元気そうで何より。 Mさんに名刺を渡す(183枚目)。
OB会がお開きになり再び目黒駅へ。待ち合わせした友人と東京都庭園美術館(過去ログ)へ。
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1933年竣工の朝香宮邸は1983年から美術館として一般公開されている。美術館そのものが鑑賞対象で、部屋ごとに異なるデザインの照明器具をみるだけでも楽しい。
ラジエター・カバーも芸術品。カバー両側の蕨手のような模様は何をモチーフにしているのだろう・・・。
撮影OKの展示作品。
新館の天井 ボールト形のPC版によるリズミカルな構成。ルイス・カーンのキンベル美術館を想起させる。スチールの梁と柱、これで構造的に成立するということは直感的には分からない。きっちり構造解析して得られたデザインなのだろう。
新館のカフェ、Café TEIENのテラス席で語らう。閉館時間6時前、すっかり暗くなった街、歩いて目黒駅近くのレストランへ移動、「共感会話」しながらゆっくり食事。楽しい時間が過ぎるのは早い。友人と8時半ころ別れて新宿駅へ。最終のあずさ55号は定刻9時発車。日付が変わるころ帰宅。
楽しく有意義な秋の一日であった。