出展:IPA「教育用画像素材集サイト」
■ 昨晩はシンデレラタイム(夜12時)過ぎまで「芝棟」について調べていた。藤森照信さんの『天下無双の建築学入門』ちくま新書には、帯(写真参照)で分かるように芝棟に関する記述がある。
**なんでテッペンに草を植えるかについては、棟の位置は馬の背のように茅が両側に分かれるので、草の根の力でしっかり固めるため、という説があるが、ユリやニラにそんな効果があるとも思えないし、だいいちもっと簡単な方法がいくらでもなされているではないか。**
私が書いたことをあっさり否定する文章だ。これには参った。安藤邦廣さんは『茅葺の民俗学 生活技術としての民家』はる書房で**芝棟は野芝の生えた土の重みでおさえると同時に芝の根が棟にからみつくことで棟を固定するという数多い棟仕舞の中でも最も野趣溢れる特異な棟仕舞である。**と書いている。これで安堵した。この本については改めて書きたいと思う。
ところで昨晩青森県立美術館について書いたが、隣接する三内丸山遺跡の復元住居(写真下)の棟に注目。芝棟だ。機能的にそれ程意味のないことがこんなに昔から今日まで伝わるだろうか・・・。単なる飾りとは到底思えない。やはりここは安藤さんの見解に分がありそうだ。
芝棟も最近はほとんど無くなってしまったが、こんな記述のあるサイトを見つけた。**青森県三戸郡新郷村は、十和田湖に隣接し、深山を背景にして里山から集落につながる自然環境に恵まれた地域であり、現在では、国内でも南部地方のみにまとまって見られる「芝棟(しばむね)」という棟仕舞様式が残る豊かな農山村です。**
またしても青森県! これはもう青森県に出かけるしかない、でも遠い。昔はフットワークがよかったのにな・・・。
JR東日本とJR北海道乗り放題で2日6,000円、
3日12,000円らしいっすよ。
新幹線OKで。
松本から青森/函館まで行ってくるといいですよ。
コメントしてくださいな。いい情報ありがとう。
青森、津軽鉄道。美術館は冬の写真がきれいだったな。 でも芝棟観察するなら、春だべさ(って
北海道だっけ?)。