先日、日本共産党市議団と予定候補者で、市内の学童保育クラブに視察でうかがいました
町田市では、長年の学童職員や保護者の運動があり、現在は1小学校区1学童クラブまで広がりました
しかし、実情はどうか。町田市では定員45人までと決めていますが、実態は70人を超える学童が15、うち100人を超える学童クラブが6にもなります。小学校低学年の子どもたちが、100人以上ともなるとなかなか大変…。定員に見合う学童クラブをつくることは早急に求められています
現在、学童クラブは、●公立、●社会福祉協議会への委託、●NPO法人への委託(指定管理者制度)、●保育園・幼稚園への委託の4つの運営形態があります。
NPO法人への指定管理者制度が導入されたことで(他の市では民間企業の参入も)、「いかに安く」施設の運営をするのかということがどうしてもつきまといます。市が指定管理者に委託するときに、委託される法人は「いくらで」ということを提示しなくてはなりません。
「学童保育をやる大志とロマンがないとやってけない」──公立と比べてもすごい格差があります。「毎年、減給だよ」と職員の方がもらしていたように、現場では人件費を削って経営をしている実態があります。学童保育で働く人たちの権利を守り、まともに生活できる賃金の保障は急務です。
私も、学生時代に学童クラブで働いていたことがあります。現場に足を運ぶ中で見えてきたのは、子どもたちを取り巻く悲惨な状況でした。
ある小学校2年生の男の子は、学校や学童のなかでは友だちに暴力をふるい、人を傷つける言葉を次つぎと発していました。彼の家は「父子家庭」で、毎日学童から帰ると家に置いてある500円をもって、コンビニに行き、お弁当を食べてお父さんの帰りを待っています。彼を家に送っていくときに、「本当はさみしい。自分でもどうしていいかわからない」と涙ながらに話した彼の言葉は、私の胸に深く突き刺っています。
町田市内の学童クラブでも「ひとり親家庭」の子どもたちが増え、「学童クラブが唯一の居場所になっている」という話もうかがいました
私は、子どもを育てにくい社会には、未来がないと思います。子どもたちが未来に希望をもって生きていける社会をつくっていくためには、そこに関わる人たちの声にしっかりと向き合い、現場から学び、すすんでいくことが必要です。私もそのために働いていきたいと思います。
この学童ではおもしろいものがありました。「将棋やろうぜ~」という子どもたちを見てみると…
私の知っている将棋の駒とは違うようです。さらに近づいてみてみると…
なんと、駒の進行方向がすべて書いてあるではありませんか
何とも不思議ですが、これなら、わかりやすいですね
┏┓池川友一(日本共産党 市議会議員予定候補)
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