最終日は兵庫県・明石市へ
教育委員会のいじめ対策課が、いじめ・不登校それぞれについて事業をおこなっています。明石市は、2006年のいじめ自殺問題をきっかけに、対策課を設置してとりくみをすすめ、現在は18人の体制でその対策にあたっています。
いじめについては、毎年11月を「いじめ防止月間」と位置づけ、小学校低学年と高学年、中学生にわけて3種類のパンフレットを作成。具体的には「いじめストップあかし」子ども会議を開催し、そこで決められた子ども宣言にもとづき、各学校にもちかえって議論をするというとりくみをおこなっています。
特に、インターネットや携帯などについても保護者に情報提供をしながら対策を強めています。
いじめの認知件数については一時期より減っているが、インターネットなど目に見えにくいいじめがひろがっていることもあり、実態把握がむずかしくなっているということも事実。
不登校については、「早期対応システム ストップ不登校あかし」を推進。欠席した子どもたちをしっかりとケアしていくために、連続欠席がある場合に情報収集に努め、早期対応マニュアルに基づいた「実態把握シート」を記入しいじめ対策課に送り、指示を仰ぐシステムをすすめています。
いじめ対策課の職員が「実態把握シート」に基づいて、コメントを翌日までに送り経過措置。そのことで、「早期対応」が可能になり、現場との連携をとっているとのことでした。
いじめ・不登校に関して、啓発をしていくことと同時に、「早期発見・対応」がカギであることは明石市の経験からも読み取ることができます。明石市が市独自のカウンセラーを配置していることなど、現場の声をしっかりと汲みつくすことが、問題解決につながっていくの第一歩だと感じました。
↑写真は、明石市議会の真横の明石大橋
┏┓池川友一(日本共産党町田市議会議員)
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