「なんにも取り柄がない人間が、ただ生きていても、なんにも責められへん社会、いうのが正常です」という言葉を発信した山田ルイ53世さん。
当事者として発信するメッセージに、とても共感しました。
人生には無駄も失敗もあるし、取り返しのつかないこともある。そういうことを抱えて生きていることを、子どもには正直に伝えたいと思っています。
「もし娘さんが学校に行けなくなったら?」とよく聞かれます。いじめが原因なら行かない方がいい。命を落とすかもしれないからです。内面的な苦悩でも、無理して行かなくていいと思います。
ただし、説明はします。「学校にいかなかった場合、しんどい思いをする。夢がかなわなくなることもあるよ」。これが、僕にできる唯一のことです。
16年11月に「読売」に掲載されたインタビュー。
みんながキラキラしていないとだめだっていうのはウソです。みんなが輝かしいゴールを切れるわけでもないのに、「みんなそうなろう」っていう風潮がありすぎる。なんにも取りえがない人間が、ただ生きていても、なんにも責められへん社会、いうのが正常です。
とても、共感できます。
また、羽村市の登校拒否・不登校を考える親の会「ポコ・ア・ポコ」代表の井出さんが「さまざまな個性やその人の歩みを認め合い、支え合えるつながりを広げたい。そして、子どもの自己決定を『信じて・任せて・待てる』社会になってほしいと願っています」という言葉も、私たちが進むべき社会のあり方を示していると感じました。
(記事は、2018年8月26日「しんぶん赤旗」日曜版)
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