オリンピックを見ていると、競技にかける思いやアスリートを支える人たちの思いに触れ胸が熱くなることが多いです。
最高のパフォーマンスを出すためには、目の前にそびえ立つプレッシャーとの格闘をしていることは想像に難くありません。
このブログの中で、一つひとつの競技について何か書くことができるほどの度量はありませんが、オリンピックが選手やその関係者にとって大きな存在であることは心底伝わってきました。
その中で、最も心が揺さぶられるのは、Respect(リスペクト)している瞬間だとふり返りながら感じました。
上の赤旗の記事は、まさにそれを体現した瞬間です。
体操の内村航平選手が個人総合で逆転勝利をした試合の後、逆転されたウクライナのオレグ・ベルニャエフ選手が記者の「(内村選手に)あなたは審判から同情を受けたか」という質問にわざわざ答え「誰でも個人的な感情は持っているけど、スコアをつけることの公正さは、みんなが知っている。さっきの質問は全く意味がない」と発言したことは大きく報じられました。
また、レスリングの吉田沙保里選手が決勝で敗れた後、勝利したアメリカのヘレン・マルーリス選手が「五輪で3連覇しながら、さらに4年間の歳月を費やして4連覇に挑戦してきた吉田さんと戦えたことを光栄に思います。私の人生の夢でした」と発言したことも大きな話題となりました。
また、カヌースラロームの羽根田卓也選手が、銅メダルを獲得した瞬間に各国の選手たちがカヌーで駆け寄り祝福の言葉をかけていました。羽根田選手の努力を知っていたからでしょう。
さらに言えば、アスリートたちが競技の枠を超えて刺激しあっていることもオリンピックならではだと感じます。
一方で、「メダル至上主義」とも言える過熱報道に違和感を感じます。もちろん、メダルをつかみ取るために苦しい練習にも耐えている選手や支える人たちに対する違和感ではありません。
メディアという媒体を通して、伝えられるべきは競技そのものの魅力が発信され、裾野を広げることにあるのではないかと思っています。そのきっかけとしてメダルを獲得するということは当然あると思います。
「Respect each other」──お互いを尊重する。この精神が発揮され、アスリートが力を出し切れるようなオリンピックを期待します。
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