ある牧師から

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フィレモンの家の教会とコロサイ教会は同一である

2021年06月25日 | フィレモン書とコロサイ書とエフェソ書

キリスト・イエスの囚人パウロと兄弟テモテから、わたしたちの愛する協力者フィレモン、 姉妹アフィア、わたしたちの戦友アルキポ、ならびにあなたの家にある教会へ。(フィレモンへの手紙1~2節)

神の御心によってキリスト・イエスの使徒とされたパウロと兄弟テモテから、 コロサイにいる聖なる者たち、キリストに結ばれている忠実な兄弟たちへ。わたしたちの父である神からの恵みと平和が、あなたがたにあるように。(コロサイの信徒への手紙1章1~2節)

「フィレモンへの手紙の宛先であるフィレモンの家の教会と、コロサイの信徒への手紙の宛先であるコロサイ教会は同一である」。これがフィレモン書とコロサイ書とエフェソ書の繋がりを考えている私の主張の第一点です。

フィレモンの家の教会がコロサイにあったことは、大方認められています。これで本来は「フィレモンの家の教会=コロサイ教会」となるはずなのです。なぜならば初代教会の、特に異邦人教会はすべて家の教会であったからです。

教会=法人という固定観念を持っている現代人は、新約聖書の教会は家の教会であることを忘れがちです。そのせいか、「フィレモンはコロサイ教会の信徒であり、家庭集会を持っている」という論もあります。しかし初代教会は今日の法人教会とは違います。

もう一つ裏付けることがあります。それはフィレモンへの手紙で、エパフラスがよろしくと言っているからです(23節)。コロサイ書によるならば、エパフラスはコロサイ教会黎明期の重要人物です。だから、フィレモンの家の教会=コロサイ教会に、よろしくと言っているのです。

フィレモンの家の教会とコロサイ教会は同一なのです。

*クリスチャントゥデイコラムパウロとフィレモンとオネシモをお読みいただければ幸いです。

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