愛媛の伝承文化

大本敬久。民俗学・日本文化論。災害史・災害伝承。地域と文化、人間と社会。愛媛、四国を出発点に考えています。

宮城県の被災状況

2011年08月29日 | 災害の歴史・伝承
もう2ヶ月が経ちましたが、6月に東北地方の博物館を数館訪問して、震災の被災状況や文化財レスキュー等の活動の現況についていろいろ見たり、話を聞いたりしてきました。知人のいる博物館を訪ね歩き、多賀城市や石巻市の市内の状況も見てまわりました。

特に石巻市については、地形や市街地の構成が愛媛県の南予海岸部の街とも似ている為、被災の状況を、南海地震の際の愛媛での津波被害を想起しながら街を歩きました。港湾部の被害、橋の被害、病院の状況など。震災後3ヶ月で復興も徐々に進んでいる状況でしたが言葉を失いました。石ノ森漫画館も見てきましたが、海岸近くの中洲で被害を受けつつも、周囲の建物が流されている中で毅然と建っていました。中に流入した土砂の除去などの応急処置の作業がボランティアの力で進んでいた状況とのことでした。

写真は、石巻市の石ノ森漫画館に渡る橋。


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