間違った選択

もう数年前のことになりますが、知り合いにМさんという６０代の男性がいました。

ある日、自分に大金が入り、それからスナックやクラブなどに通い始めたそうです。

なぜお金が入ったかというと、少し前にガンになったとの事でした。幸い手術も成功して命に別状はなかったようですが、保険に入っていたので、多額の保険金が入ってきたのだそうです。

それからというもの、夜の繁華街に頻繁に出ていくようになり、夜な夜な飲み歩いているそうです。

彼が言うには、「死だら意味がない。人生は一度しかないから、生きているうちに楽しんでおく。」

ガンになり、死というものを意識し始め、もしかしたら転移して今度は死んでしまうかもしれない‥。だから、今のうちに悔いのないように‥、ということらしいのですが、この考えが正しいのかどうか？ですよね。

無理な話かもしれませんが、もしここで「なんでガンになったのか？」ということをもっと真剣に考え、見えない先祖さんに気が付くことができていたら‥。

きっと、病気に怯えるような暗いものではなく、明るい未来があったのではないかと思うのです。

ただ、以前星椎水精先生に伺ったところ、この宇宙は計算された世界なので、「もし」とか、「たら・れば」と言うことはないそうなのです。

ですから、やはり「霊感」や「徳」がないと、病気と先祖霊というものは結びつかないし、そこに気がつく事も難しいようです。

さてこのМさんですが、今後もお金の続く限り、飲み屋に通い、今後も散在して行くことでしょう。

飲み屋のママさんに上手いこと手玉に取られ、お金を使わされていくのが目に浮かびます。

そしてまた、いずれガンが再発していくことでしょう。

「人生は一度きり」「楽しまなくちゃ、損」と考える人は多いと思いますが、死んだ後のことを考えると、とても怖いものがあります。

ガンになったことは、死後や先祖さんを真剣に考える、ある意味よい転機だったはずです。

ですが、それもままならず自己中心的で的外れな考えにたどり着き、せっかく入ってきたお金も、先祖に使わず自分の娯楽ばかりに使ってしまうМさんを見て、「あ～あ、最後のチャンスをフイにしてしまったな・・」と強く思わずにはいられませんでした。


Мさんは星椎水精先生の浄霊にたどり着けない運命の人だったのかもしれませんが、もっと優しい心があり、先祖さんというものを真剣に考えることができていたなら、運命は変わっていたかもしれません。

どういう将来を選ぶかはすべて自分次第であり、良くなるためには、やはり「霊感」という感性が必要不可欠となってくるのは、確かな事だと思います。



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