みなよか日記

NPO法人UDくまもとが発信するユニバーサルな観光情報です。
写真の無断転用は厳禁です。必ずご連絡下さい。

花火大会 天草ほんど花火大会!

2010-08-11 11:31:41 | 天草
こんにちは

熊本県下で玉名と肩を並べる大規模花火大会が、天草ほんど花火大会です。10000発の花火は新作が多く、花火の打ち上げの近さも抜群です。
 
駐車場は複数準備されていますが、車いすユーザーにおススメなのは本渡市民センターの駐車場です。アスファルトの駐車場で、広さもあります。何よりここからが会場まで一番近いと思いますね。
大規模大会ですので、混みあうのも早いですから、駐車場の確保はお早めに。
ちなみに本渡バスセンターから本渡港の会場までバスもありますから、車いすユーザーでなければそちらもいいかもしれません。

本渡市民センター第2駐車場。午後5時から5時30分くらいには入った方がいいでしょう。帰りの混雑はものすごいので、とにかく出口近くに車をおくのがコツ。ここには身障者用スペースはありませんでしたので、ドアを開ける端のスペースを選んだ方がいいですね。
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駐車場を出るとすぐ橋がありますから、その橋を渡ります。ゆるやかな坂道ですが、どなたかお手伝いがある方がいいでしょう。
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橋の途中からの眺めも最高です。いかにも夏!という感じです。
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橋を渡るとすぐ会場ですから、移動が大変ということはありません。
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5時過ぎに会場に入ったのですが、さすがに10000発の花火大会。すでに先客が場所取りしてました。
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僕らもベストポジションを抑えるべく、早速場所取り。なかなかいい場所を押さえましたよ。
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場所取りができたので、早速取材。会場付近に車いす対応トイレは本渡港フェリー乗り場のみです。外部に独立したトイレがあります。
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この会場は、バス乗り場とタクシー乗り場が隣接していますから、本渡バスセンターあたりからなら公共の交通機関の利用も可能かもしれません。時間から考えると行きはバス、帰りはタクシーになりそうです。
ただ、終了直後の大混乱を目の当たりにしていますので、車いすユーザーは自家用車が安全かな・・・・という印象です。

 
さて、そろそろ会場の夜店もにぎわってきました。やっぱりこれがないとお祭り気分が盛り上がりませんよね。
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実はこの日、地元の夜店で「天草大王」が売られていました。僕らが見たときにはまだ準備中だったので、時間をおいて賑わってきたころに買いに行きましたが、あっという間に売り切れ・・・・・残念です。

 
日が暮れて、午後7時過ぎ。このころには岸壁付近にずいぶん人が集まっています。みんな座って見物ですので、カメラのアングルが気にならないならどこでもいいですね。

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この花火大会で気になるのはトイレの混雑。とくに車いす対応トイレは会場近くにはここだけですので、岸壁に人が多くなってからは、車いすでの移動は難しいです。
6時30分くらいまでには、トイレをしっかり済ませて準備して下さい。花火大会スタート直前には車いすでの移動はできませんよ。
花火大会が始まる前に、おススメしたいのがこれ!QRコードですぐに見れる、花火のおしながきです。どんな花火が上がるのか、簡単に流れと形の説明を見ることが出来ますよ。

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さあ、いよいよスタート!やっぱり海上花火大会はいいですね~!涼しい海風は暑かった身体を冷やしてくれるし、蚊もいませんしね。
なにより、海面に映る花火は幻想的で大好きです。

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ここもなかなか打ち上げ場所が近い花火大会なので、大玉は迫力ですよ!目の前いっぱいに広がります。
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フィナーレは、視野いっぱいに花火が上がって、身体が後ろに押されるような迫力です。

最後は1.5尺の大玉がドーンッ!カメラの三脚も上いっぱいいっぱいでやっと捉えるくらい真上に上がります!
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問題の帰り道ですが、警備の人数が足りていないのか、駐車場付近で交通整理がなく、駐車場を出るだけで1時間弱かかりました。帰る前にトイレに行くのは必須ですが、トイレもかなり混みます。この辺はタイミングですね。
この混雑のあと、熊本まで戻るのはかなりハードスケジュールになりますから、前日の天草ハイヤ祭りとあわせて宿泊すると余裕のある観光になりそうです。
 
花火大会そのものは新作の花火が多く、フィナーレまで惹きつけられたまま連れて行かれます。演出も上手ですね。
同じ10000発の玉名と比べると、混雑の具合はこちらのほうがゆるいように感じます。駐車場までの帰り道も、混雑の割には車が通行止めなので安全に戻れます。
 
車いす対応トイレが少ないのが気になりますが、お腹一杯花火が見たい人にはいいかもしれませんよ。
 
どちらにしろ、大規模花火大会は気合とガッツと根性です・・・・若い人向きかな(笑)
 
 
<お問い合わせ>
交通 本渡バスセンターより徒歩10分
九州自動車道松橋ICより1時間30分

交通メモ 本渡港近辺に無料駐車場設置(約1000台)。本渡港一帯車両及び船舶進入規制あり(詳細は要問い合わせ)
問い合わせ先 0969-23-2001(天草ほんどハイヤ祭り実行委員会(本渡商工会議所内)


 
 



花火大会 苓北じゃっと祭!

2010-08-11 09:40:23 | 天草
こんにちは

 
今回のご紹介は苓北富岡港で行われたじゃっと祭です。

 
熊本市内からはかなりの距離がありますから、海水浴などといっしょに宿泊も兼ねて行くのがおススメですが、それにしてもいいところです。
正直に言いますが、車いすユーザーやベビーカーの利用を前提に考えると、花火の美しさ、規模、混雑の少なさ、お祭りの楽しさや見やすさから、「穴場中の穴場だ!」です。

 美しい富岡半島。写真をクリックしてアップで見ると「砂嘴」といわれる、鳥のくちばしに似た「かぎ型」に曲がった美しい地形が見えます。
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さて、この美しい半島で行われるのがじゃっと祭。
会場は富岡港フェリー乗り場一帯です。小さな港ですが、そのコンパクトさが、車いすユーザーには心地よいです。駐車場は会場目の前にあり、すぐ隣のフェリー乗り場には小さいながらも車いす対応トイレがありますから、安心。

写真の右側が駐車場。中央奥がフェリー乗り場。左側の岸壁が花火の見物ポイントです。こんなところに車がおけるのは珍しいですね。ちなみに、駐車場の裏手がメインのお祭り会場。便利な事このうえないです(笑)
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ステージ前では、地元団体による道中踊りが披露されていました。みんな楽しそうで、地元を愛しているのがヒシヒシと伝わってきます。こういう気持よさが地方の夏祭りの良さですよね。
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メイン会場の広場を囲むように、夜店が並びます。そろそろ露天商の皆さんとも顔なじみになってきました(笑)
なんせあちこちで会いますからね。
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そのうち半分くらいは地元のみなさんのお店。地方の夏祭りの楽しみはこの地元の皆さんのお店なんですよね。その土地ならではの、めずらしい食材や料理がお母さんたちの手づくりで味わえたりします。
この日も早速購入。いかにも手づくりの焼き鳥。100円は安いです!




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店先でアツアツのワッフルをどんどん焼いてます。この手づくり感がいいですよね。
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 いよいよ日も暮れて花火大会のスタート。見どころは岸壁からですが、はっきり言って会場がコンパクトなので、どこからでも見れます。実際にたくさんの人が会場の広場から楽しんでいました。岸壁付近も込み合うことが無く、みんなすわってのんびり見物。ゆったりとした雰囲気です。
海上に突き出た突堤から打ち上げられますから、海面に美しく光が反射して海上花火大会ならではの幻想的な雰囲気が楽しめます。

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とにかく近い場所から花火が上がりますので、大きいものは真上に上がります。本当に火の粉が降ってきます(笑)
音も迫力があり、体にドンッ!と響きます。
3000発と聞くと、短く感じますが、ここの花火は演出が上手で、メリハリがあり見ごたえ十分です。
フィナーレは音と光で圧倒されます。
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さて、このじゃっと祭ですが、他の花火大会と比べて規模の割には混雑が少ないのが特徴です。全体的にのんびりムード。他にはない、ゆったりとした気分でお祭りが楽しめます。
一番便利な駐車場は午後5時30位に満車になりますから、5時くらいには入った方がいいでしょう。
カメラのアングルなどにこだわらなければ「場所取りは不要」です(笑)

フェリー乗り場のトイレも室内ですから、安全で清潔ですし、花火大会直後でもなんと込み合いません。
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古いタイプのシンプルなトイレで、アコーディオンドアですから、鍵が閉まるとはいえ誰かに外で待ってもらうと安心です。

いつも問題になる帰り道ですが、花火大会が終わって、トイレに行き、そのまま車を出しましたが、ほとんど渋滞しません。

 
近くの富岡海水浴場は日本の海水浴場100選にも選ばれた、透明度の高い安全な海水浴場。車いす対応トイレや砂浜へのスロープもあるので、お昼は海水浴を楽しんで、夜は花火大会を満喫、という小旅行もいいかもしれませんね。
本渡のアレグリアガーデンズにユニバーサルルームがありますし、現在熱心に取り組みをされている宿が地元富岡にありますから、もう少しするとみなさんにご紹介出来ると思いますよ。
 
渋滞や人ごみといったストレスを感じる事もなく、演出の素晴らしい花火大会を満喫できる苓北じゃっと祭。

来年に機会があれば、みなさんに是非おススメしたい花火大会です。

本渡周辺のみなさんがうらやましくなるような、素敵な花火大会でしたよ。
UDくまもとのお気に入りの花火大会の一つになりました。
 
 
 
<お問い合わせ>
熊本県天草郡苓北町 富岡港フェリー駐車場付近
問い合わせ先 苓北じゃっと祭実行委員会(苓北町商工会内)
問い合わせ先TEL 0969-37-1244(または苓北町役場産業振興課:0969-35-1111)
 
 
 
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花火大会 教会の見える崎津みなとのフェスティバル!

2010-08-02 14:28:24 | 天草
こんにちは

あちこちの花火大会の取材をしているUDくまもとです。
その中でも、みんなにおススメ、ユニバーサルデザインの視点から花火大会を厳選してご紹介します。

今回は、天草方面にお住まいの方にはおススメできる花火大会をご紹介しますよ!


天草の花火大会といえば、本渡の花火大会が有名ですが、崎津の花火大会は車いすユーザーに安心の花火大会です。

駐車場は崎津トンネルをくぐるとすぐ、看板に導かれて行くと体育館とグラウンドに設置されています。そこがメインの駐車場ですが、車いすユーザーは警備の方に声をかけてください。すぐお隣の富津公民館に専用駐車場があります。
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この公民館は大会の時間中開放されています。建物の中に、車いす対応トイレがありますので、こちらを利用するといいでしょう。

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さて、会場は道路を挟んで目の前です。
旗が風になびいて、お祭り気分を盛り上げます。
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お店もたくさん出ています。会場は港の広場なので足元もしっかりしていますよ。
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地元婦人会の皆さんのお店が出ているのがいいですね。お値段も良心的だし、地元ならではの料理があるのも楽しいです。
がね揚げって・・・・何だと思います?あれだ!と思って買うと違います。僕も、最初はあれだと思って買いましたから(笑)
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さて、お祭りのスタートは、崎津ならではのもの。
ステージにはマリア像が飾られ、まずは世界平和祈願祭が始まります。
シスターに神父様。地元の信者さんたち。普段のミサの様子が伝わります。
お年寄りから子供たちまで。ずっと続く、信仰の歴史を身近に体験できる貴重な時間でした。みなさんもお祭りに行かれた際は、是非参加して、静かな祈りの時間に心を寄せてみて下さい。きっと優しい気持ちになれますよ。

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夜7:20分。崎津教会のライトアップが始まります。この時間には駐車場が満車になりますので、車で行くなら最低でも7時前には会場に入りましょう。
ライトアップされた崎津教会。周囲のにぎわいとは対象的に静かで荘厳な雰囲気が漂っています。

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ステージではさまざまなイベントが行われます。歌謡ショーや崎津ハイヤ踊りの披露など、お祭り広場で過ごしても飽きることはありません。お店の食べ物をつまみながら、お祭りを満喫しましょう。
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いよいよ、花火大会!
お祭り会場の正面の海上から打ち上げられます。お祭り会場からそのまま眺めると正面に見えますよ。
崎津は深い入り江になっていて、左右を山に囲まれているため、とにかく音が響きます。
お腹に、ドンッ!と来る感じ。





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海面に移りこむ鮮やかな光が、海上花火大会のだいご味ですね。息をのむような美しさでした。

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美しい蝶も撮れました!
ライトアップされた教会と、海面に反射する光とのコントラストでほんとうに幻想的です。
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クライマックスは連続で、華やかに!
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確かに、有名な花火大会と比べると時間は30分程度と、短めですが、駐車場、トイレ、安全性と見やすさを考えると、崎津みなとのフェスティバルはおススメの花火大会と言えますよ。なんだか、ゆったりと時間が流れる、のんびりしたお祭りです。
そして、なにより、崎津の地形ならではの音響効果とライトアップされた崎津教会と花火のコラボレーションの美しさ!

会場が混雑するのは花火大会直前の時間のみです。駐車場からも十分花火が見えますし、周辺ならどこからでも楽しめますから、一番自分の見やすいポイントから、ゆっくり楽しむといいでしょう。ただし、お祭り広場の岸壁にはあまり近づかないでくださいね。柵などは特にありませんので、日が暮れてからは注意が必要です。


 
正直、穴場だ!と思います。天草方面の車いすユーザーにはおススメです!しっかりカメラを持って、出かけて下さい。
とにかくきれい。音が凄い!
教会の見える崎津みなとのフェスティバル。来年は是非出かけてみて下さいね。
 
 
<お問い合わせ>

0969-76-0132(天草市商工会河浦支所(商工会内)又は0969-76-1111天草市河浦支所観光係)
 
 
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天草 ドライブコース

2010-02-04 17:10:15 | 天草
こんにちは

冬の天草を満喫するドライブコースをご紹介します。
お昼御飯においしい天草の魚介を頂く計画を立てて、少し早めに熊本市内を出発しました。
天草方面は公共トイレや道の駅が点在しているので、車いすユーザーもトイレの不安が無く、景色と共にドライブにはもってこいです。今回も楽しいドライブコースができました。
 
出発から約1時間で道の駅宇土に到着。漁港に隣接していることもあり、海産物の販売で有名です。こちらのトイレは非常に使いやすいですので、ちょっと立ち寄るのもいいですね。ここからしばらく走ると1号橋です。
 
なんと天草五橋は今お化粧直しの真っ最中。それぞれが美しく塗装を塗り直しています。皆さんが行くころには生まれ変わった橋の姿を楽しめそうです。
1号橋は明るいシルバーに。


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このあたりは景色がとても美しく、青い海を右に見ながらのんびり走る事が出来ます。いかにもドライブ!という感じです。今回のドライブで、何度も見ているにもかかわらず、人は海を見ると「わー!海だー!」と反射的に叫ぶということがわかりました(笑)
1号橋は高さがあり、眼下に見下ろす海には船が行き交います。橋を渡る途中の景色も最高です。
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ここから2号橋までは少し走ります。
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2号橋は上にアーチのある丸い橋。明るい黄色にお化粧直しです。島と島を結んで飛び石のように橋が続きます。

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2号橋を渡ってすぐ左の高台に天草ビジターセンターがあります。実は知る人ぞ知る絶景のビューポイントがありますので、是非足を運んで下さい。車いすユーザーも安心してみんなと一緒に景色が楽しめます。
下にも駐車場と車いす対応トイレがありますが、そのまま建物の正面まで車で上がってください。障がい者専用駐車スペースが準備されていて、目の前が展望所です。
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建物の間を抜けるとベンチと芝生の展望所!階段を登る事もなく、素晴らしい景色を一望です。
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午前中の明るい日差しが海に反射して、思わずため息が出るような絶景です。ここはあまり知られていませんが、おススメです。

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ここには、海を眺めるカフェがあり、ちょっと一休みするのもいいですよ。日当たりのいい大きな窓から芝生ごしに見る海もいいものです。

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さて、一行はさらに前進。取材を終えて美味しいお昼ご飯を食べるために必死です。エサが無いと前に進まないタイプの人ばかりが集まるとこうなります。
山間の道をポンと抜けると3号橋です。今度はアーチのない景色のいい作りです。ほんとうに飛び石のように島と島を渡ります。
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このあたりには小さな無人島が点在していて、独特の風景です。海の青、島の緑が美しいコントラストで目を楽しませてくれます。
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すぐに4号橋。ドライブならではの景色です。「海を渡ってる!」って感じですね。車内のテンションもいっきに上がります。4号橋からは遠くに5号橋が見えます。


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5号橋はお化粧直しを終えて、美しい赤に塗られています。海の青さが赤を引き立ててデザインの美しさを際立たせますね。機能的なデザインは美しさに寄り添うものです。

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5号橋を渡ると、展望所が右側にあります。小高い丘まで車で登ると売店や車いす対応トイレのある広い駐車場です。ここからは遠くまで橋が島々を結ぶ様子が一望できます。駐車場の場所がそのまま展望ポイントですから、車いすユーザーやベビーカーを押しているお母さんも安心です。
海の安全を祈る観音様が目印です。ここからは天草五橋全体が見渡せます。

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空気の澄んだ冬ならではの空の色ですね。ドライブなら寒さも気になりませんし、取材当日のような穏やかな日差しがあるときは、外に出てみるのもいいものです。海の色は空の色に影響されますから、冬の海のドライブは天気が命です。
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さて、そろそろお昼どき。待ちに待ったお食事の時間です!今回は、最初から食べるところを決めてました。5号橋を渡ってすぐ左にある「福伸」さんです。おいしいお魚をいただきますよ~!

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このお店は、店内に段差もなく、テーブル席、掘りごたつ、カウンターと席を選べるので、車いすユーザーも自分の状態に合わせて食事を楽しむことが出来ます。なんといっても、おいしいんです。おススメ!
はらぺこ3人は、それぞれ違うメニューを選んでみました。まずは、油もの大好き事務局長。今回も懲りもせず油ものをオーダー。ものすごく大きな海老フライが乗った特製オムライス・・・・和食処だっつーの・・・・この人から油ものを取り上げるのはボンカレーを温めずに食べるのと同じくらい難しいです。
しかし、この美味しそうな事!エビはカリッと揚がって中はプリプリ。鶏ときのこのピラフにトロトロ玉子。これにホワイトソースがかかっているんですから美味しいはずです。サラダとスープに食後のコーヒーまでついてきました。
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で・・・・食べるとこれです。食べると魂が抜けます。生き人形のようです。生きているかのように見える人形のようです。目がガラス玉です。・・・・・残念です。


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だいたい、事務仕事が煮詰まったから、というだけの理由でなんにもしないのに取材に付いてくるのが間違いです。こんな暇があったら締め切りが近い書類を完成させろって・・・・

そんな事務局長をよそに、僕たちはきちんと和食。
お刺身定食はプリプリのお刺身が楽しめます。このカンパチおいしかったですよ!
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あと一品はお魚のあら煮定食。これがなんともたまりません。とろりと煮詰めたタレとホクホクの白身。注文を受けてから作ってくれるので、少し待ちますが、その価値のある一品です。鯛のカマの脂の乗った身のおいしさったら、もうたまりません。

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今回は掘りごたつの個室で頂きましたが、入り口幅も十分で移乗が出来る方はこちらの席をおススメします。カウンター以外は窓越しに広がる海を眺めながらお食事を楽しめます。トイレは車いすに対応していませんので、道路を挟んで向かい側の先ほど紹介した展望所で準備するといいでしょう。スタッフの皆さんもとても親切です。安心して美味しいものを食べて下さい。
 
一同お腹一杯になったところで、ここから折り返して帰路に就きました。帰る途中、大川さんの「小腹が減った・・・」のまさかの発言で、寄り道。「藍のあまくさ村」で休憩しました。こちらにも車いす対応トイレがあり、広い駐車場とたくさんのお店がありますので、ひとやすみには最適です。
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で・・・・冬にもかかわらずソフトクリームを頂きました(笑)
最近、大川さんは行く先々で「あ、食べてる人だ!」と言われるようになりました(笑)・・・うれしいですね・・・・

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これ以上食べられない状態で、最後の寄り道スポット、三角西港へ到着。海を眺める美しいスポットです。国指定重要文化財でもある、この一帯には明治20年開港の長い歴史を持つ三角西港の港湾施設や当時の建築物が今も威風堂々とその姿をとどめています。

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小泉八雲ゆかりの旅館、浦島屋。洋風の建築が明治の香りを残します。
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旧三角海運倉庫。今は、海を望むテラスがあるおしゃれなカフェとして営業されています。いい雰囲気ですね。

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三角西港には、少し外れになりますが、車いす対応トイレもありますので、一つ一つの建物をじっくり楽しむのもいいでしょう。とても気持のいい公園です。ゆっくり休んで下さいね。

冬の天草を満喫するドライブコース、いかがでしたか?絶景あり、グルメあり、歴史を学ぶスポットあり、で充実した1日が過ごせます。
トイレ休憩が出来るスポットが多い事も安心ですね。
冬の休日、少し早起きして天草にでかけてみませんか?おススメです!
 


スパタラソ天草 タラソテラピー体験!

2009-11-12 10:56:02 | 天草
こんにちは
今回は、タラソテラピーの体験をしてきましたので、ご紹介します。
以前ご紹介した、スパタラソ天草にある施設で、健康増進を目的とした海洋療法が体験できる国内でも数少ない施設です。

足腰などの痛みに対するリハビリにもなりますし、なにより不感温度といわれる「熱くもぬるくもない」海水の中で、ゆったり体を動かすだけでもリラックスできます。

普段車いすを使っている人でも、暖かな海水の中で負担を少なくしながら運動できますよ。
今回は、代表の永野もいっしょにスタッフ4人全員で伺いました。

館内はすべてバリアフリーです。車いすで移動に困る事はありません。多目的トイレは1階になりますので、事前に準備を済ませておきましょう。
エレベーターで2階に上がって、受付をします。専用ロッカーのカギを受け取ったら更衣室へ。
水着を持っている人は運動しやすいものを準備しましょう。持っていなくても、レンタルできますので大丈夫です。バスタオルはレンタルもありますが、多めに持参した方がいいでしょう。車いすユーザーは、車いすに敷く分と、体に使う分と2枚は必要です。基本的にプールに行く準備をする、ということですね。
ロッカールームからプールへ向かいます。ここもゆるやかなスロープです。
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早速中へ入ります。施設内には目的別に13の設備が一つのコースとしてプールになっています。なんだかジャングルジムみたいでワクワクしますね。
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プールの入口は手すり付きのゆるやかなスロープです。
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水面近くまで来たところで、車いすから降りて、専用のボードを使います。このボードを・・・・

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こんな風に体に巻きつけるようにすると、下肢が不自由な人も施設を楽しめます。
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水に入ると、本当にちょうどいい温度です。海水のせいか、体がとても軽くなりますので、両膝が悪い僕でも静かに立っていられます。
コースは1番から順に13番までありますので、一つ一つ、効果を感じながら体験していきました。足首からふくらはぎ、太もも、腰、背中と順番にジェットでほぐしたり、背中や首を刺激したりしながら、わずかに流れに逆らいながら回ります。普段足を動かす事のない永野代表も、この日ばかりは、海水にふんわり浮かびながら、出来る範囲で関節を動かして気持よさそうでした。

コースの内容は以下の通りです。1番のところが写真のスロープがあるところです。11、12、13を利用するには階段を数段登る必要がありますが、水面から水面への移動ですので、座位が安定している人なら座った状態で移動していく事も可能です。今回、永野代表も一人のお手伝いで移動する事が出来ました。
13へは水路で繋がっていて、露天のバブルバスを楽しみました。ここは眺めも素晴らしく、おススメですよ。
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ついつい夢中になって楽しんでしまいますが、実は結構な運動量ですので、45分に一度は水分の補給などの休憩をはさむようにしてください。施設には無料で水分補給ができるよう準備もしてありますので、安心です。

さて、僕らは一通りコースを楽しんだり、水泳用のプールで運動したりして楽しんでいましたが、あっという間に2時間近く経ってしまいました。気がつけばお腹もぺこぺこです。

プールから上がって、1階に降りるとおいしい食事処がありますので、みんなでいただきました。窓一面に海が広がるオーシャンビューです。
車いすでも何の問題もなく食事を楽しむ事が出来ますので、仲間や家族といっしょに安心して利用できますよ。
 
女性陣はさらに、アロママッサージを体験してきました。
ここからは大川さんの情報。最初にカルテを作ります。体の状態を簡単に問診。その後、3種類のアロマオイルの中から好きな香りを選んで、お部屋に入ります。
専用のベットに乗りますが、永野代表の車いすからの移乗も少しのお手伝いで出来たそうです。あとは夢心地の時間を過ごすだけ。女性の車いすユーザーのみなさん、いかがですか?

午前10時ごろ、スパタラソ天草に入りましたが、気がつけば3時。一日ゆっくり楽しみました。
レジャー施設ではないので、利用している皆さんもそれぞれ健康増進のために目的を持って来訪されています。だからでしょうか、スタッフの皆さんも利用者のみなさんもとてもやさしく、親切に接して下さいます。車いすユーザーも、なにも抵抗なく利用できる雰囲気があって、リラックスして楽しめました。
 
あまりハードな運動をした覚えはないのですが、プールから上がると体がポカポカ。しばらくは汗が止まりませんでした。スポーツをした後のような、心地よい疲労感が体を包みます。
体に無理な負担を強いずに、ゆったりと楽しみながら健康増進を図ることができる、素晴らしい施設です。まだまだ認知度が低いようですが、体の状態に合わせた楽しみ方ができそうです。スポーツの秋。天候を気にせず、運動を楽しんでみてはいかがですか?

<お問い合わせ>
 
上天草市交流センター「スパ・タラソ天草」
〒869-3602 熊本県上天草市大矢野町上732番地14
[TEL] 0964-56-1126
営業時間
温泉:10:00~22:00 (受付21:30まで) プール:10:00~22:00 (受付21:00まで)
休館日は、毎月第2・第4火曜日です。(祝日の場合は、営業します)
 
 

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