「光る君へ」第45回はばたき
さて道長の本心は?
第45回はばたきでは、「ものがたり」を書き終えたまひろは旅に出て、道長は出家してしまいましたね。
最後にまひろの手を握ぎり「お前とはもう会えぬか?」と言う道長。「会えたとしてもこれで終わりでございます」と道長の手を払いのけるまひろ。
未練タラタラの道長に比べ、まひろのほうはさっぱりとしたものですね。胸を押さえ苦しむ道長と、頭上を飛び去った小鳥を見てニッコリと微笑むまひろ。出家を決意しフラフラになって歩く道長と須磨の海岸を走るまひろ。対照的な二人の描写でした。
幼い頃逃げた小鳥を追いかけて行って、三郎(道長)と出会ったのですね。何度かドラマの展開が変わる時は小鳥が登場しましが、今回が最後でしょうか?羽ばたいて行った小鳥は、道長への決別を意味しているのでしょうか?
さて面白いのは出家を決意した道長を引き留める、妻の倫子のことばです。
「気持ちは変わらぬ」という道長に「籐式部がいなくなったからですの?」と言いましたね。一呼吸置き、何かを決意したような言い方でしたね。
もう二人の関係バレバレって感じですね。倫子ちゃん(黒木華ちゃん)いつから気がついていたの?。最初から?なんて憶測してましました。
「何を言っておる」なんて道長は相手にはしていませんが、内心ドキドキだったのでは?「出家はおやめください」なおも懇願する倫子の手を「うるさい」と言ってはね除ける道長!
だがそれで終わらないのが道長ですね。出家した途端元気を取り戻したようで、お友達の公任(きんとう町田啓太)斉信(ただのぶ金田哲)行成(ゆきなり渡辺大知)に、ちょっと頼りない跡取り息子の頼道へのバックアップを約束させましたね。
「頼道の政を後ろで操るつもりか」と受け止められてしまいました。純な道長と腹黒道長が登場しましたね。さて道長の本心は如何に?脚本家の大石静さんから私たち視聴者に、判断を委ねられたようですね。