草むしりしながら

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さて、道長の本心は?

2024-11-28 06:46:47 | 最近見たドラマ

「光る君へ」第45回はばたき

さて道長の本心は?

 第45回はばたきでは、「ものがたり」を書き終えたまひろは旅に出て、道長は出家してしまいましたね。

 最後にまひろの手を握ぎり「お前とはもう会えぬか?」と言う道長。「会えたとしてもこれで終わりでございます」と道長の手を払いのけるまひろ。

 未練タラタラの道長に比べ、まひろのほうはさっぱりとしたものですね。胸を押さえ苦しむ道長と、頭上を飛び去った小鳥を見てニッコリと微笑むまひろ。出家を決意しフラフラになって歩く道長と須磨の海岸を走るまひろ。対照的な二人の描写でした。

 幼い頃逃げた小鳥を追いかけて行って、三郎(道長)と出会ったのですね。何度かドラマの展開が変わる時は小鳥が登場しましが、今回が最後でしょうか?羽ばたいて行った小鳥は、道長への決別を意味しているのでしょうか?

  さて面白いのは出家を決意した道長を引き留める、妻の倫子のことばです。

「気持ちは変わらぬ」という道長に「籐式部がいなくなったからですの?」と言いましたね。一呼吸置き、何かを決意したような言い方でしたね。

 もう二人の関係バレバレって感じですね。倫子ちゃん(黒木華ちゃん)いつから気がついていたの?。最初から?なんて憶測してましました。

「何を言っておる」なんて道長は相手にはしていませんが、内心ドキドキだったのでは?「出家はおやめください」なおも懇願する倫子の手を「うるさい」と言ってはね除ける道長!

 だがそれで終わらないのが道長ですね。出家した途端元気を取り戻したようで、お友達の公任(きんとう町田啓太)斉信(ただのぶ金田哲)行成(ゆきなり渡辺大知)に、ちょっと頼りない跡取り息子の頼道へのバックアップを約束させましたね。

 「頼道の政を後ろで操るつもりか」と受け止められてしまいました。純な道長と腹黒道長が登場しましたね。さて道長の本心は如何に?脚本家の大石静さんから私たち視聴者に、判断を委ねられたようですね。


パンとスープとネコ日和

2024-11-22 17:38:33 | 最近見たドラマ

パンとスープとネコ日和(最近見たドラマ)

 ベテラン編集者のアキコは、長い間小さな食堂を営む母と二人暮らしをしていました。ところが母親が急死してしまい、店をどうしようかと迷っております。そこに一匹の猫が現れて、つい飼ってしまいました。その後出版の仕事から外されたアキコは出版社を辞め、母の店を改装しサンドイッチとスープのお店を始めました。

 タロという名前の大きな猫の他には、古くからのご近所さん(花屋の三石研さんや駄菓子屋の塩見三省さん、お向かいの喫茶店のママのもたいまさこさん)なども登場します。もたいまさこママはいい人なのですが、とっつきにくくてアキコの店のバイトのしまちゃん(伽奈)は怖いみたいです。しまちゃんはよく気がつき、アキコの頼もしい片腕になりました。

 店のメニューは日替わりのスープとサンドイッチだけ。二種類のサンドイッチから好きな方を選び、それにスープがつきます。これが実においしそう。なおかつ体によさそうです。訪れたお客さんたちは「美味しい」って、笑顔で食べています。「おいひい」なんて言わないところがいいですね。

 さて、小林聡美さん、もたいまさこさんとくれば、「カモメ食堂」や「ペンションメッツア」を思い浮かべる方も多いのでは。このシリーズといって良いのか分かりませんが、このシリーズが好きという方も大勢いるのでは無いでしょうか。私もこのシリーズが大好きです。

 愛だに恋だのっていう話でもないし、サスペンスでもコメディでもない。でもなんだか癒やされるし、登場する料理に魅了されます。特別手が込んでいるわけでないし、身近な食材を使っていますね。そして何よりも体に良さそうですね。私も今度作って見ようと思いながら、毎日一話ずつみておりました。

 そして最終話です。アキコのお店はしまちゃんが足を怪我したので、二、三日お休みすることになりました。そこで登場したのが、もたいまさこママのナポリタンです。これがまた美味しそう!アキコの作るサンドイッチやスープも美味しそうだが、たまにはまさこママのナポリタンも食べたいと思いました。。

 パンとスープとネコ日和は2013年作です。今よりちょっとだけ若い小林聡美さんやもたいまさこさんと再会できます。でも今も昔も変わらず素敵な人たちですね。