コメント
Unknown
(
怪人太郎冠者@1553
)
2009-10-17 20:18:31
日本人の場合、どうしても「耐えて勝つ」をよしとすると言おうか、そういうところにボクシングはじめ、格闘技のエンタメ性を求める部分があると思います。
典型例では大場政夫VSチャチャイ・チヨノイでしょうか?
それと日本人は軽量級の試合に慣れてますから、中重量級で見られる一撃必殺の勝負に物足りなさを感じるのもやむを得ないかもしれません。
宇宙一のパンチを持つ、あの人物やその親兄弟には言っても無駄でしょうが、解体新書を訳した杉田玄白は「己上手と思わば、はや下手になるの兆しとしるべし」と言ってます。また大山倍達は「本当の強者は相手を敬うことを知っている、逆に相手を見下し自分は強いんだと言ってるものほど弱い」と言ってます。これらの言葉は、医学でも空手でもボクシングでも、何にしても当てはまります。前にあいつらには、一般常識や礼儀を教え終える頃には引退だと申しましたが、前言撤回、一般常識や礼儀を教える前に一生が終わっているでしょう。
Unknown
(
吉法師
)
2009-10-17 23:23:32
昔、上原康恒さんがサムエル・セラノとのリターンマッチで、セラノのアウトボクシングにペースを掴めないままに判定負けした後、試合内容に不服なファンの怒号が飛び交うリングサイドで、TV解説の小林弘さんが「スポーツですから、こう云う結果になるのもボクシングなんですから、そこの所を判ってほしいですね。」と自国の選手の勝ち負けだけに拘泥する一般ファンに対する苦言とも取れる発言をされた事がありました。
小林さん自身、チャンピオン時代はすべて5位以上の上位ランカー相手に「負けずにタイトルを守るボクシング」をしていた為か、試合が面白くない、地味だ、と言われる事が多かったのですが、当時現役の選手だった方や、当時を知るボクシング関係者やコアなファンの声は「当時の日本人世界王者5人の中で、一番強いのは小林弘」という評価をされていました。
世界の上位ランカーを相手に、左ジャブには右クロスを合わせ、ロープに詰められてもクルリと体を入れ替えて相手の攻勢を許さない、とかく地味と言われるその実は、世界屈指の攻防技術の持ち主だった。ロベルト・デュランが、マンド・ラモスが「コバヤチは強かった」と認め、デュランとの試合の際、空港についた小林さんをパナマの民衆は国賓待遇で迎えた、とさえ言われるほどだったのです。
ボクシングに限らず、テニスなどもそうですが、一般的な日本人の傾向として「次の展開を読みながら、試合の流れとその中で生じる攻防・せめぎ合いを楽しむ事が苦手、というかしようとしない」事が強いように思います。相撲、柔道など一瞬の攻防で勝負が決まる事が多く、そういう物に慣れてしまっている事も影響しているかも知れませんが、何より良くないのが、TV局の垂れ流す「一件判りやすくて、刺激の強い物」に馴らされすぎていることの弊害なのではないか?と思います。
書き込み御礼&レス
(
こーじ
)
2009-10-17 23:45:32
>怪人太郎冠者@1553様
白井義男など優秀なアウトボクサーが輩出されているにも拘わらずピストン堀口の突貫戦法を賛美する傾向が強かったですからね。
大場政夫も本来は堅実なアウトボクサーでしたし、
逆転KOは最後の2試合ぐらいなのですけどね。
あのチンピラ一家は救いようがないですよ。
>吉法師様
どうしても日本では小林弘だけでなく川島郭志や
徳山昌守など玄人受けする選手を低く見る傾向が強いですからね。
KOだけがボクシングの華ではないのはファイティング原田を見れば分かると思うのですけどね。
特に最近はTV局が分かりやすさを求めて、かえって
面白さをスポイルしているケースが多いですからね。
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典型例では大場政夫VSチャチャイ・チヨノイでしょうか?
それと日本人は軽量級の試合に慣れてますから、中重量級で見られる一撃必殺の勝負に物足りなさを感じるのもやむを得ないかもしれません。
宇宙一のパンチを持つ、あの人物やその親兄弟には言っても無駄でしょうが、解体新書を訳した杉田玄白は「己上手と思わば、はや下手になるの兆しとしるべし」と言ってます。また大山倍達は「本当の強者は相手を敬うことを知っている、逆に相手を見下し自分は強いんだと言ってるものほど弱い」と言ってます。これらの言葉は、医学でも空手でもボクシングでも、何にしても当てはまります。前にあいつらには、一般常識や礼儀を教え終える頃には引退だと申しましたが、前言撤回、一般常識や礼儀を教える前に一生が終わっているでしょう。
小林さん自身、チャンピオン時代はすべて5位以上の上位ランカー相手に「負けずにタイトルを守るボクシング」をしていた為か、試合が面白くない、地味だ、と言われる事が多かったのですが、当時現役の選手だった方や、当時を知るボクシング関係者やコアなファンの声は「当時の日本人世界王者5人の中で、一番強いのは小林弘」という評価をされていました。
世界の上位ランカーを相手に、左ジャブには右クロスを合わせ、ロープに詰められてもクルリと体を入れ替えて相手の攻勢を許さない、とかく地味と言われるその実は、世界屈指の攻防技術の持ち主だった。ロベルト・デュランが、マンド・ラモスが「コバヤチは強かった」と認め、デュランとの試合の際、空港についた小林さんをパナマの民衆は国賓待遇で迎えた、とさえ言われるほどだったのです。
ボクシングに限らず、テニスなどもそうですが、一般的な日本人の傾向として「次の展開を読みながら、試合の流れとその中で生じる攻防・せめぎ合いを楽しむ事が苦手、というかしようとしない」事が強いように思います。相撲、柔道など一瞬の攻防で勝負が決まる事が多く、そういう物に慣れてしまっている事も影響しているかも知れませんが、何より良くないのが、TV局の垂れ流す「一件判りやすくて、刺激の強い物」に馴らされすぎていることの弊害なのではないか?と思います。
白井義男など優秀なアウトボクサーが輩出されているにも拘わらずピストン堀口の突貫戦法を賛美する傾向が強かったですからね。
大場政夫も本来は堅実なアウトボクサーでしたし、
逆転KOは最後の2試合ぐらいなのですけどね。
あのチンピラ一家は救いようがないですよ。
>吉法師様
どうしても日本では小林弘だけでなく川島郭志や
徳山昌守など玄人受けする選手を低く見る傾向が強いですからね。
KOだけがボクシングの華ではないのはファイティング原田を見れば分かると思うのですけどね。
特に最近はTV局が分かりやすさを求めて、かえって
面白さをスポイルしているケースが多いですからね。