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後のシリーズへの布石 (こうちゃん)
2013-12-29 10:01:31
この回は、ガミラスの重要キャラクターの一人、ドメル将軍が冒頭に登場しました。旧作も同様、戦線の最前線から召還されたけど、新作での登場の仕方は新旧のファンの心をグッと掴んだ感があります。しかもパート2で登場するガトランティスも登場するのには些か驚きを隠せません。これは、領地拡大を推し進めるという設定を誰もが簡単に認識できるという制作サイドの巧みな意図が伺えると思います。ヤマト艦内では、連絡将校として乗艦したメルダがゲールの浅はかな戦闘の巻き添えを食らい、帰るべき母艦を失い、敵であるヤマトで孤立無援の状態に陥るわけですが、持ち前の意志の強さを遺憾無く発揮し、決して自暴自棄にならない所は天晴れと思います。古代や山本を始めとして、ガミラスの攻撃で肉親を失っているのですが、今回の古代は心の奥底に怒りと憎しみを二の次にして、この戦争を終結させようと、お互いを分かり合おうとする大人として、多くの部下を統率する上官として振る舞っているのに、旧作を知る私達に違和感を感じさせない所はヤマトをただの戦争アニメにしてはならないと言う制作スタッフの深い意図を感じます。逆に旧作の熱血漢の強い古代の性格を担わせている山本の揺れ動く心情も、旧作同様しっかりと描かれていると感じますね。二人のバトルが女同士のガチンコなんて所も、女性の社会進出が常識となった現代社会が背景にあると押し殺して思います。そしてバトルに決着が付いたけど、メルダがそのまま逃走せずに山本を救助するのには、制作スタッフがただ単にガミラス=悪という固定概念に縛られずにヒューマンストーリーとして制作しているんだなと唸らされました。この布石は後のメルダが登場する回に巧みに活かされているんですからね。互いの憎しみを乗り越えるのは難しいけど、不可能ではないというメッセージも込められているのも、今回のヤマトの隠れたテーマと思います。
P.S 出来るなら、今回の設定資料集のアップをお願いしたいんですけど(^^;
こーじさんには喜んで頂けた様なので。熟読された感想を知りたいけど…。出来ればなので、無理をされなくていいですよ。
 
 
 
そうですね (こーじ)
2013-12-29 22:34:41
>こうちゃん様
 ドメルが最前線から召集されるのは両作品とも同じですけど、まさかガトランティスと戦っていたとは
意外でしたよ。

 古代の性格の違いが旧作との最大の相違点ですね。

 旧作での古代の無鉄砲さの部分を玲に担当させているような気がしますし、互いの胸にあるわだかまりを解消するのは殴り合いというのが男の世界ですが女性パイロットの戦いはやはり戦闘機同士でという事でしょうか。

 とりあえずここあたりからガミラス=絶対悪ではないという図式が強調され始めましたよね。

 設定資料集はレビューなどのネタの確認などで十分使ってますから大いに役立ってますよ。
 
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