コメント
Unknown
(
吉法師
)
2010-03-03 22:48:17
荻原健司が激怒した‘W杯で総合優勝する事が どれだけ大変か分かってない。
W杯総合優勝できるなら五輪のメダルなんかいらない’という事、
まさしくその通りです。スキー競技のワールドカップは最初、1967年にアルペン競技三種目で始まったのですが、そのきっかけは「オリンピックや世界選手権は2年ないし4年に一度の一発勝負だが、これでは運・不運に左右される要素が大きく、すぐれた技量を持っている選手が不運に泣かされるケースが出てしまう。ならば、年間に複数のレースを設定し、その総合成績を持って年間王者を決定するほうが、選手の力量が反映された本来のランキングとなるはずだ。」というフランスのスポーツジャーナリスト、セルジュ・ラングの提唱により始まった物です。
このような経緯を知っているヨーロッパのスキーファンの、ワールドカップ王者へのリスペクトは、日本では信じられないほどのもので、特にオーストリア、スイスなどでは、ワールドカップの総合王者ともなれば、国民的英雄としての扱いをされています。
私などのように競技スキーを長く見てきた者からすれば、お祭り要素が大きいオリンピック・世界選手権の金メダルよりも、強豪選手がより多く集まっているワールドカップ王者(種目別でも)のほうが選手としての総合力は上だし、その価値もより高いと考えますが、日本人一般の感覚は「4年に一度の祭典」のほうが上になってしまうんですね。
一時よりも落ちたとは言え、年間6場所の大相撲がかなりの人気を集める国柄ですから、冬の競技のシリーズ戦も売り出し方を工夫すれば、一定の人気を得られると思うのですが。かつてはモータースポーツ不毛であった日本にも、F-1・モトGPなどが年間必ず一戦は行われ、TV視聴率のそれなりの数値が残るようになったのですから。
そうなのですよ
(
こーじ
)
2010-03-03 23:57:55
>吉法師様
もともと日本は西本幸雄氏のような日本シリーズで勝てなかったものの8度リーグ優勝した監督を悲運の名将呼ばわりするぐらい短期決戦が好きな人が多いですけど、大相撲は15日間行っての優勝を決めるリーグ戦のようなものですからね。
笠谷幸生がジャンプ週間で3連勝しながら1月7日から札幌五輪の合同合宿があるという事で4試合目を棄権した事についてヨーロッパは‘クレイジー’と言ったそうですが、それぐらい当時から日本は五輪唯物論の考えだったようです。
だから葛西や原田らがスキー協会の役員になるぐらいでないと、抜本的な強化策が立てられないのでは?
と思ったりします。
彼等はホンモノの価値が分かる人達ですので。
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W杯総合優勝できるなら五輪のメダルなんかいらない’という事、
まさしくその通りです。スキー競技のワールドカップは最初、1967年にアルペン競技三種目で始まったのですが、そのきっかけは「オリンピックや世界選手権は2年ないし4年に一度の一発勝負だが、これでは運・不運に左右される要素が大きく、すぐれた技量を持っている選手が不運に泣かされるケースが出てしまう。ならば、年間に複数のレースを設定し、その総合成績を持って年間王者を決定するほうが、選手の力量が反映された本来のランキングとなるはずだ。」というフランスのスポーツジャーナリスト、セルジュ・ラングの提唱により始まった物です。
このような経緯を知っているヨーロッパのスキーファンの、ワールドカップ王者へのリスペクトは、日本では信じられないほどのもので、特にオーストリア、スイスなどでは、ワールドカップの総合王者ともなれば、国民的英雄としての扱いをされています。
私などのように競技スキーを長く見てきた者からすれば、お祭り要素が大きいオリンピック・世界選手権の金メダルよりも、強豪選手がより多く集まっているワールドカップ王者(種目別でも)のほうが選手としての総合力は上だし、その価値もより高いと考えますが、日本人一般の感覚は「4年に一度の祭典」のほうが上になってしまうんですね。
一時よりも落ちたとは言え、年間6場所の大相撲がかなりの人気を集める国柄ですから、冬の競技のシリーズ戦も売り出し方を工夫すれば、一定の人気を得られると思うのですが。かつてはモータースポーツ不毛であった日本にも、F-1・モトGPなどが年間必ず一戦は行われ、TV視聴率のそれなりの数値が残るようになったのですから。
もともと日本は西本幸雄氏のような日本シリーズで勝てなかったものの8度リーグ優勝した監督を悲運の名将呼ばわりするぐらい短期決戦が好きな人が多いですけど、大相撲は15日間行っての優勝を決めるリーグ戦のようなものですからね。
笠谷幸生がジャンプ週間で3連勝しながら1月7日から札幌五輪の合同合宿があるという事で4試合目を棄権した事についてヨーロッパは‘クレイジー’と言ったそうですが、それぐらい当時から日本は五輪唯物論の考えだったようです。
だから葛西や原田らがスキー協会の役員になるぐらいでないと、抜本的な強化策が立てられないのでは?
と思ったりします。
彼等はホンモノの価値が分かる人達ですので。