となりのトトロに ついて

 金曜ロードショーで夏休み恒例のジブリ特集が始まり昨日は もの
のけ姫がOAされた。

 来週がとなりのトトロで18日は仮暮しのアリエッティと続くわけ
だが我が家の子供達は特にトトロを楽しみにしており、以前収録した
DVDがあったり長男などは美術の授業で見たにも拘らずOAを楽し
みにしている。

 となりのトトロは風の谷のナウシカや天空の城ラピュタら、初期の
ジブリ作品に比べて大したアクションシーンもないし悪く言えば平坦
な展開でストーリーが進むわけで地味な作品だったし実際ナウシカな
どに比べて興行収益は大きく下回っていたらしい。

 にも拘らず繰り返してTV放映されるうちにジブリ作品の代表作の
1つになっているのだから面白い。

 考えてみればトトロは火垂るの墓との同時上映で、火垂るの墓が悲
惨な内容だった事から ほのぼのした内容のトトロが救いになったの
ではないかと思うし他の作品に比べて肩肘を張らずに気楽に見られる
のも人気の要因だろう。

 トトロや猫バスなど登場キャラも魅力的だしOPの さんぽや、主題
歌も運動会をはじめとしたイベントでの定番ソングになっているなど
名作といわれる要素を兼ね備えているのも特徴だし中学の美術の
1学期期末試験で‘トトロを鑑賞して心に残った場面を描こう’などと
いう実技問題まであったのだから驚く。


 だからか小学校の卒業記念のボードにも猫バスが描かれている。

 黒澤明作品はモノクロ時代の方が名作が多いといわれるのと同様、
ジブリ作品も個人的に80年代から90年代前半の方が心に残る作品は
多いしトトロのような作品が最近あまり作られてないのは残念だ。

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