炭鉱文化のDNA?

 最近週末になると長男の友人が遊びに来る。

 2年生の頃までは あまり遊びに来なかったし、長男も家で本を読んだり
絵を描いたりして遊ぶ方が好きなので週末に遊びに行くケースが殆どなく
個人的には‘大丈夫か・・・・’と思っていた。

 ところが3年になって友人が遊びに来てくれるようになったのはいいが、
場合によっては数人が遊びに来て我が家に上がり込み長時間ワイワイやる
事が多々ある。

 2週間前の土曜日は10:00前に いつも来るAクンが遊びに来ただけでなく
Bクンまでが来て上がり込みベイブレイドなどをして遊び始めた。

 当然のように次男も加わって賑やかな事、この2人は娘もかわいがって
くれるので娘も喜んでいる。
 そうこうしているうちに12:00になったので‘お昼を食べてまたおいで’ と
言って帰したのだが、Bクンは15分後に戻ってきたのだ。

 当然 我が家はまだ食事中。
 にも拘わらず‘上がっていい?’と言いながら上がってきたので事情を説明
し店の客待ちで待ってもらおうと思ったら‘玄関の上がり口で待つ’ と言った
ものの、時折食事をしているところを覗くので次男や娘が大笑いして昼食を
なかなか食べず。
 ようやく12:30頃に長男が食べ終わり一緒に遊び始め、Aクンが13:00前に
再来して17:00まで遊んで帰ったのだった。

 11日は最初Aクンと遊んでいたのだが、そこにCクンが別の小学校の友達
を連れて遊びに来て、しかもいきなり靴を脱いで上がり込んできたのだ。
 女房は驚いていたが、これがある意味‘下町的な炭鉱町スタンダード’  

 地元の田川は かつての産炭地だが昔の産炭地は長屋住まいのケースが
多く、隣近所との行き来が盛んで食事時間に居座っていると食事も一緒に
食べさせるという事が多々あったらしい。

 実際 私が子供の頃も商店街で店を営業している友人の自宅に遊びに行く
と不在でもカギがかかってないので そのまま上がり込み友人の持っている
マンガ本などを読みながらテーブルの上に置いているミカンなども食べて
いたし、友人のオヤジさんが帰宅して鉢合わせになると
‘オオッ、来とったか。
ついでにラーメンでも作って食べたらいい’
などと言って戸棚からイン
スタントラーメンの袋まで出してくれていた。

 だから友人宅に行くと‘上がれ’と言われるまでもなく勝手に上がり込んで
いたのでBクンが勝手に上がり込んでも全く違和感がないのだ。

 都会などで こういう事をやったらヒンシュクものだろうが、こういう文化が
炭鉱町のDNAとして残っているのは嬉しい事だと思う。  

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