マイティジャックのミスマッチ

 68年に制作されたマイティジャックと72年に制作された科学忍者
隊ガッチャマンはSFメカものとスパイアクションを融合させた作品
でコンセプトは同じなのにマイティジャックは13話&30分バージョ
ン26話で視聴率が低迷したのに対し、科学忍者隊ガッチャマンは2
年にわたって105話が制作されただけでなく視聴率も平均視聴率は
21%という大成功だった。

 違いを挙げるとマイティジャックが実写特撮なのに対し、科学忍
者隊ガッチャマンはアニメ作品。

 つまり科学忍法竜巻ファイターのようなアニメならではのアクシ
ョンが、マイティジャックでは難しいという事だ。

 共に敵組織との戦いを人間達によるスパイアクションとメカニッ
クアクションを盛り込んでいるのだが、科学忍者隊は前半のコンセ
プトが敵組織ギャラクターの本部発見が最優先事項とされ任務中の
積極的な戦闘は固く禁じられているなどメカ戦は
マイティジャック
=MJの方がしっかり描かれている。

 もっともMJがメカ戦がメインなのに対して科学忍者隊は敵戦闘員
達との格闘戦がメインで、バードスーツを着用した戦いや科学忍法
竜巻ファイターなどはアニメならであり
生身で戦うMJは銃撃戦や格
闘戦がメインになるから面白味に欠けてしまう。

 こうして見るとMJのようにスパイアクションと大型メカというの
は相性が今一つで、MJ号対ジャンボーのようにメカ対決が描かれる
爆破指令のような作品がメインだと良かったのではと思ったりする。

 もっともクルーが生身の人間で大型メカ対決といえば宇宙戦艦ヤ
マトだが、ヤマトも最初のOAでは人気が出ずに放送短縮の憂き目に
遭っており制作は時期尚早だったのかもしれない。

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