綾瀬市議・上田博之のあやせタウンWebニュース【ブログ版】

神奈川県綾瀬市政の動きを縦軸にしつつ、
横軸は四方八方に広がります。
綾瀬市会議員 上田博之(日本共産党)です。

◆「福祉は怠け者をつくる」の俗論を乗り越える~覚書

2010年11月22日 | 政治を考えるヒント
  小池直人名古屋大学准教授へのインタビュー記事を読みました。

  小池准教授は、デンマーク社会を中心に北欧社会を研究している方とのことです。

  私自身への覚書として、下記の点を引用しておきます。

  北欧社会のどのような特質が日本の研究者や国民の関心を集めているのかというと、「なんといっても、高度な福祉国家制度が整い、人々が安心して暮らせるということだと思います。社会研究面からすると、社会生活全般が人間的で、倫理的な特色を持っていることが関心の的になるのかもしれません。
  いろいろ例がありますが、私は従来考えられてきた『先進国』の俗論をくつがえす先進性を要点としてあげたいと思います。
  たとえばデンマークの『柔軟保障』(フレキシキュリティ)といわれる制度では、『福祉は人を怠け者にし、経済を停滞させる』という俗論とは正反対に、福祉が充実しているからこそ社会が活気づき、経済も好調になるという哲学があります。
  このことは幸福度、経済成長、失業率の低下、『国際競争力』の向上などで統計的に証明されており、その先進性が『ミラクル』と呼ばれて、EUの労働市場政策の模範になり、全世界に知れ渡りつつあります。
  そうした制度研究と思想の摘出、論理の解明は、経済開発一本やりで行き詰まっている国々の将来社会の構想に数限りないヒントを与えてくれると思うのです。」

  「たしかに今、グローバル化と新自由主義の影響力が世界を席巻しており、北欧型社会も緩やかに風化が進み、問題も顕在化してきています。ただし、それでも厳然として高い社会発展の水準があり、叡知が存在しています。その発掘、解明は私たちの貴重な宝になると思えるのです。」 


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