昨今は、何でも面倒くさいとばかり、
植木屋業界でも、松以外は殆ど刈込み
で済ませるとか、そういう時代です。
刈込みというのは、表面の形状を丸な
り四角なりに刈り揃える行為ですが、
樹幹内の整枝剪定後に、輪郭をそろえ
る意味での刈込み仕立てという作業で
はなく、ただ、外だけ刈る内側は何も
しないという作業が多くて、梅の木を
それでヤラレルと、後の祭りです。
堅い枯枝だらけで樹幹内部に手も入ら
ないとか大変です。
剪定屋さん、梅は嫌いでは無いので、
真面目にやりますが、基本は小枝で
作って外芽で切るという感じです。
徒長枝は新たに枝を作る場合以外は、
すべて除去ですね。
この時期、花芽がしっかり確認できる
ので、欲しい花分芽を残せば宜しい。
梅は樹勢が強いものがありますが、
剪定の理想は、6~7月頃に整枝徒長
枝除去、冬に軽く整枝するのが良い。
徒長枝を冬まで放置するのは枝が太っ
てバランスが崩れますし、枝が堅くて
剪定し辛いからです。
梅の剪定作業後です。
ようやく本格的な寒の到来です。
ではでは。