ひろひろの生活日記(LIFE Of HIROHIRO)

パソコン講習とソフト開発をしています。自作小説も掲載しています。ネット情報発信基地(上野博隆)Hirotaka Ueno

0159_西方浄土(003)裕也の冒険

2019年12月05日 15時07分54秒 | 裕也・冒険日記(自作小説)
0159_西方浄土(003)裕也の冒険
--古書の匂い①--
裕也は、「なんば」で地下鉄を降りた。
「なんば なんば …」
扉から慌てて出た。
考え事をしていたのである。
そして、人並みに押されて階段を上がる。
エスカレーターは、歩いてはいけないので、
階段を使うようになった。
そして、改札を出た。
「なんばシティ」の方へ急ぐ人並み。
奥に行くにつれて人並みは減ってまばらになっていく。
行き止まりまできて地上に出る。
そして、裏とおりに出る。
古書の匂いがする。
古書の街である。
高架下の両脇に古書の店が並んでいる。
裕也は、最初の右の店に入った。
本が棚に無造作に積み上げられていた。
つづく 次回(西方浄土004)古書の匂い②
 
-----注------
・フィクションです。ごめんなさい。
古書の街は、もうないかもしれません。
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0158_西方浄土(002)裕也の冒険

2019年12月05日 13時16分07秒 | 裕也・冒険日記(自作小説)
0158_西方浄土(002)裕也の冒険
--題目の意味②--
鎌倉時代に日蓮という僧侶が命をかけて「南無妙法蓮華経」と言う題目を広めた。
それは、裕也も知っている。
(命をかけるぐらい大事なことであったのだろう。
 俺も信仰には命を預けている。
 しかし、反対に南無阿弥陀仏を唱えてた人はどう なったんだろう?)
裕也は、南無妙法蓮華経について勉強することにした。
「そうだ。本屋さんに本を買いに行こう」
裕也は、本を買いに地下鉄で難波にでかけた。
つづく 次回(西方浄土003)古書の匂い。
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0157_西方浄土(001)裕也の冒険

2019年12月05日 09時30分58秒 | 裕也・冒険日記(自作小説)

0157_西方浄土(001)裕也の冒険
--題目の意味①--
裕也は、十法界の全神仏を尊びなさいと教えられてきた。
だから、題目の最初と最後に阿弥陀仏の名もキリストの名も唱える。近所の人も不思議がっている。
別段、意味を考えたこともないが、チベットでアジェスタに教えてもらったからである。
裕也の住む近くの商店街に竜神を祀(まつ)った小さな御社がある。
裕也は、たまにお参りをする。
仏法の宗派によっては、南無妙法蓮華経しかだめで他の一切の本尊、題目を否定している宗教がある。
その商店街を朝早く歩いている婦人を見かける。
なんとなく裕也が、竜神の御社をお参りするのを不安げに見ている。
(俺が唱える題目は、商店街にも聞こえているのだろうか、
その婦人は、南無妙法蓮華経しかだめだと教えられているのだろうか、
俺が南無阿弥陀仏も唱えるからだろうか、
それでも、俺が元気そうであるからだろうか)
でも、裕也が一番心配した点は、その婦人が題目に迷っているのではないかと思うからである。
(迷っていては、成仏(死を乗り越えることは)出来ない。)
(南無妙法蓮華経を唱えていても幸せでないのだろうか?)
つづく 次回(西方浄土002)題目の意味②
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