『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

東北復興プロジェクト4日目『僕らに出来ることって、いったい何なのだろう?』

2013年11月05日 | Weblog

復興支援プロジェクトは、いろんな意味で参加して良かった。
しかしながら、大船渡は瓦礫の処理がひとまず終了しているものの、
本当の復興はこれからで、まったく進んでいないというのが実状です。

現地の人に色々と話を聞いたりしてきました。
現地に行って、最初に思ったのが「○日本住宅」や「○○ホーム」といった
大手住宅メーカーの営業所が転々とあることでした。
震災特需ですね。
住宅は基本的に自己負担。補助金は200万円ほどしか出ないそうで
そんな金で家を建てられる場所があったら見たいものです。

おまけに足元を見るように、建築費も高騰しているそうです。
元々、大船渡では坪40万円も出せば立派な家が建ったそうですが
今は最低でも坪60万円。資材の高騰が理由とか・・・・

震災で最初に来たのは中古車の業者。
中古車を相場より高い値段で売っただけで、後は知らんぷりして
売り逃げしちゃったらしい。

仮設住宅もプライバシーが無いくらい、隣の家の音が筒抜け。
避難所で数ヶ月、仮設住宅も2年が経過して、ストレスで精神的に
おかしくなって、鬱になる人も増えているとか・・・・
寝られれば良いなんてレベルのものを与えて、終わりにしてるのは
売り逃げした中古車業者と、大して変わらない。

ところが中国の支援で作った仮設住宅は、質が良くて、
生活音も気にならないという話。
あの、軽蔑している国に作ってもらった住宅のほうが良いなんて
屈辱的な事だって、日本の役所や政治家は思わないのかね?

復興を担っているダンプは県外から来ている車ばかり。
東京オリンピックで、この連中はみんな居なくなるって地元では言ってる。
たぶん間違いなく、そうなってしまうんだろうな・・・・

いかにも復興のために、きれい事言って実はしっかり儲かる部分にだけ関わって
金儲けする『復興特需』というものを目の当たりにして、本当に腹立たしかった。
そんな状況でも、東北人は我慢強く、歯を食いしばってがんばっている。
本当に東北人は強い。決して、卑屈になっていない。
しっかり前を向いている。
誇り高き東北人・・・・本当に心から尊敬し、感動させられました。

僕らに出来ることって、いったい何なのだろう?
そんなことを相方と夜遅くまで話をしました。

コメント
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