なんて、親ばかですかね?
昨夜は次女と一緒に帰ってきて、寝たのは明け方の4時。
爺さんの僕は、7時半に目が覚めてゴミを出した後に、朝御飯の支度をした。
次女は10時ごろ起こしてやれば良いかなと思い、朝食は後回しにした。
その間に洗濯をして干した後は、部屋の掃除をして一息ついた。
9時半に次女に声をかけてみたけれど、なかなか起きて来ない。
まぁ、徹夜や深夜残業が続く仕事だから仕方がない。
今日は、夜まで仕事になりそうだというので、ゆっくり寝かせてやる。
しかし僕が見る限り、次女はひと月に裕に160時間は働いている。
いや、休みは日曜日しかない生活だからそれ以上だと思う。
それでいて、仕事は出来高制で社会保険も何もない待遇。
それだけ過酷な仕事をしても、せいぜい収入は4万円。
時間換算したら、時間給250円にも満たない。
これって、僕が高校一年の時の45年前のレートですよ。
東京都の最低賃金が900円程度。
こんな基準は、アニメーションの業界では全く関係ないようです。
それでも、次女は志があって『今は修行の時』と割り切って頑張っている。
だから『親馬鹿』とか『甘い親』とか言われようが、出来る限り応援してやる。
そういう親って、沢山いるでしょう?
10時に強引に起こして、朝ごはんを食べさせた。
メニューはフルーツ入りのヨーグルトに、ベーコン、目玉焼き、
マフィンをトースターで焼いて、一緒に食べる。
僕にとってはちょっと遅めの朝食。
でも、娘と一緒に朝ごはんを食べながら話をするっていいですね。
次女も、次に行く会社の話や、今の職場の良いところなどを
話してくれるのだけれど、やっぱり『人を大事にしない』今の会社は
修行と割り切っても、精神的にしんどかったらしい。
あと3日で今の会社を辞めるので、今日の徹夜が最後になるそうだ。
そんな話をしながら朝食を食べ終えた後に、もう一度寝たいと言う。
結局、再び午後2時まで寝て、スパゲティを作って軽い昼食を摂らせて、
秘密基地から出かけたのは3時過ぎ。
僕が車で事務所の前まで送ってやり、『じゃぁね!』って別れた。
これからまた夜中まで仕事かぁ・・・・頑張れよ!
『父親は娘の願いを、なんでも叶えてやる』
これが親としての僕のスタンスです。
長女に対しても同じだったかな?
最近、長女とは一緒の時間が少なくなったけれど、その分が次女に回った。
以前は長女が、今の次女と同じような関係にあった。
それを次女は羨ましそうに見ていたから、今度は自分の番と思っているのかな?
『これからは自分のために生きる』と言いながら、
家族優先、子供優先のスタンスは変わらないし、変えるつもりもないですね。