またまたカタカナ言葉でFair Trade のことである。
日本で使われる場合は、ほとんどが経済的な面からだけである。社会的、環境的な立場から論じられることは少ない。そして、短絡的に「フェアートレードマークの商品を買いましょう」と呼びかけている。しかし、フェアートレードマークの商品は当然価格が高くなるし、数も少ないので市場にはあまり出回っていないし、普及もしていない。なぜならば、従来のフェアートレードでない製品が同じ店頭で安く並んでいるからである。
何が問題かと言うと、
発展途上国で金儲けだけの目的で、正当な対価を生産者に払わなかったり、生産性を上げるため環境を破壊したり、労働環境を悪化させたりである。そうであれば、この金儲け目的の人達を直接取り締まればいいと思う。間接的にフェアートレードの優良企業の製品にマークを付けて販売しても、不正な企業はなくならないと思う。反対に世界の人々がみんなフェアートレードの商品しか買わなくなったら困ったことになってしまう。
流通する商品に規制をかければ、総量は減少するのは目に見えている。
総量が減少すれば、末端の生産者や労働者は困ってしまう。特に小規模経営の生産者は基準を満たすべく製造工程の全てを見直すことは困難でもある。一番困るのは最下層で低賃金で働いている人達で、低賃金の収入がさらに減ってしまうことになる。かえってフェアートレード以外の生産物でも消費しないと流通が滞ってしまう。それなのに、消費者にフェアートレード以外の商品は買わないようにしましょう、と言うのはちょっとおかしいと思う。
金儲けのためには何でもする悪徳業者を取り締まらなければならないと思う。
取り締まりのために自然に価格が上昇するのがは仕方ない。その分は低賃金で働いている人達に還元されるのだろう。どうやってこれを追求するかが課題であろう。悪徳の部分はしっかりと指導し取り締まらなければならないと思う。それよりも低賃金で働いている人達への啓蒙も必要なのだろう。正当な労賃が請求できる環境が求められるのだろう。正当な労賃の基準は上から押し付けるものでもない。現場の労働者が勝ち取るものでもある。これを支援するのである。
労賃は低くてもそれで生活が成り立っていれば何も問題ない。
労賃が低いと考えるのは先進諸国の基準で判断したものである。先進諸国並みにすることが解決策でもない。かえって当該国の経済を破壊しかねない。各国の事情があって各国毎に妥当な基準があるのだろう。問題は、死活問題ともいえるほどの窮状である。これは何とかしなければならない。経済的に貧しくて、社会的に底辺の人達で、劣悪な環境で働いている人達がいる。これを何とかしなければならないのだろう。
毎日の仕事が水汲みである砂漠地帯の人達がいる。
ここに灌漑設備を導入して水汲みが必要なくなった地域がある。その後どうなったかと言うと、今まで水汲みをしていた人たちの存在意義がなくなって、社会の中での居場所がなくなったそうである。良かれと思ってやったことがその人達の仕事を奪っていたのである。変化には即座に対応できないし、ずっと昔から水汲みは大切な仕事だったのである。そんな視点からも見てやる必要があるし、その後についての解決策も考えなければならない。
ODAで最新の設備を後進国に提供していた。
しかし、現地ではその後の維持整備ができないし、技術者も技術力もない。そのために最新設備は稼働できなくなりゴミ同然の鉄くずになる。継続的に維持できる態勢も含めて提供しなければならないし、それができないのなら、現地で維持管理ができる仕様の設備を提供すべきなのである。日本で昔からの井戸を掘る技術に「上総掘り」がある。技術の習得が容易で、経費もかからないので、技術指導さえすれば現地の人達だけで掘削可能なのである。一つの有効な解決策と思われる。
日本で使われる場合は、ほとんどが経済的な面からだけである。社会的、環境的な立場から論じられることは少ない。そして、短絡的に「フェアートレードマークの商品を買いましょう」と呼びかけている。しかし、フェアートレードマークの商品は当然価格が高くなるし、数も少ないので市場にはあまり出回っていないし、普及もしていない。なぜならば、従来のフェアートレードでない製品が同じ店頭で安く並んでいるからである。
何が問題かと言うと、
発展途上国で金儲けだけの目的で、正当な対価を生産者に払わなかったり、生産性を上げるため環境を破壊したり、労働環境を悪化させたりである。そうであれば、この金儲け目的の人達を直接取り締まればいいと思う。間接的にフェアートレードの優良企業の製品にマークを付けて販売しても、不正な企業はなくならないと思う。反対に世界の人々がみんなフェアートレードの商品しか買わなくなったら困ったことになってしまう。
流通する商品に規制をかければ、総量は減少するのは目に見えている。
総量が減少すれば、末端の生産者や労働者は困ってしまう。特に小規模経営の生産者は基準を満たすべく製造工程の全てを見直すことは困難でもある。一番困るのは最下層で低賃金で働いている人達で、低賃金の収入がさらに減ってしまうことになる。かえってフェアートレード以外の生産物でも消費しないと流通が滞ってしまう。それなのに、消費者にフェアートレード以外の商品は買わないようにしましょう、と言うのはちょっとおかしいと思う。
金儲けのためには何でもする悪徳業者を取り締まらなければならないと思う。
取り締まりのために自然に価格が上昇するのがは仕方ない。その分は低賃金で働いている人達に還元されるのだろう。どうやってこれを追求するかが課題であろう。悪徳の部分はしっかりと指導し取り締まらなければならないと思う。それよりも低賃金で働いている人達への啓蒙も必要なのだろう。正当な労賃が請求できる環境が求められるのだろう。正当な労賃の基準は上から押し付けるものでもない。現場の労働者が勝ち取るものでもある。これを支援するのである。
労賃は低くてもそれで生活が成り立っていれば何も問題ない。
労賃が低いと考えるのは先進諸国の基準で判断したものである。先進諸国並みにすることが解決策でもない。かえって当該国の経済を破壊しかねない。各国の事情があって各国毎に妥当な基準があるのだろう。問題は、死活問題ともいえるほどの窮状である。これは何とかしなければならない。経済的に貧しくて、社会的に底辺の人達で、劣悪な環境で働いている人達がいる。これを何とかしなければならないのだろう。
毎日の仕事が水汲みである砂漠地帯の人達がいる。
ここに灌漑設備を導入して水汲みが必要なくなった地域がある。その後どうなったかと言うと、今まで水汲みをしていた人たちの存在意義がなくなって、社会の中での居場所がなくなったそうである。良かれと思ってやったことがその人達の仕事を奪っていたのである。変化には即座に対応できないし、ずっと昔から水汲みは大切な仕事だったのである。そんな視点からも見てやる必要があるし、その後についての解決策も考えなければならない。
ODAで最新の設備を後進国に提供していた。
しかし、現地ではその後の維持整備ができないし、技術者も技術力もない。そのために最新設備は稼働できなくなりゴミ同然の鉄くずになる。継続的に維持できる態勢も含めて提供しなければならないし、それができないのなら、現地で維持管理ができる仕様の設備を提供すべきなのである。日本で昔からの井戸を掘る技術に「上総掘り」がある。技術の習得が容易で、経費もかからないので、技術指導さえすれば現地の人達だけで掘削可能なのである。一つの有効な解決策と思われる。
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