相聞10首(抄)・あたたかき秋の日差しが降りたりき二人で祭りを見たりしかの日。 二人で祭りを見に行った。静香の案内だった。秋の温かい日が差していたのが印象的だった。・離婚せし相手のことを語り合い互いの生き方確かめたりき。 離婚には様々な要因がある。それを互いに話しながら、それぞれが、どう生きて来たのか確かめた。結婚、離婚。生き方の問題だ。・人生をやり直すのは何歳になってもできる、そうだ、そうだ . . . 本文を読む
「短歌研究」の12月号は「短歌年鑑」。ここで僕の作品が3首掲載された。・悲しみをいくつ背負いてゆく汝(なれ)か見守るのみのわれを許せよ・沈黙に思いこもごもこめながら白く濁れるドブロクを飲む・あかぎれのありけん人の掌を見るべきなりき今に思えば 一首目はこのブログで紹介した。連作50首の核になる作品だ。相手のためになすすべのない自分がもどかしい。 二首目。地酒のドブロクを二人で呑んだ。祭りをしている神 . . . 本文を読む
2020年の作品、五首抄出。・悲しみをいくつ背負いて行く汝(なれ)か見守るのみのわれを許せよ・告白をじかにせんとて会いに行く特急列車に飛び乗ってまで・戦争に子どもらを送るまいとしてわれと静香はデモに連なる・バツイチとバツニが互いに寄り添いて生きてゆくのも悪くなからん・ぬくもれる肌だったっけ友だちと言うに切なき白き掌 説明は不要だろう。「相聞歌」である。2020年の新境地だ。 事実に基づいているが固 . . . 本文を読む
「星座α」23号:相聞10首(抄) 「星座α」23号に「相聞10首」を出詠したそのいくつかを紹介。・やわらかき日差しを受けて静かなり二人ではいる汝(なれ)の仕事場 彼女の仕事場は窓が大きく日差しが明るく差していた。仕事場全体が明るい印象。人間に対する配慮のようなものを感じた。・手土産に民芸品を求めたり静香と揃いの紙の人形 二人組の紙人形を2セットかった。彼女が買ってくれた . . . 本文を読む
日本学術会議への人事介入は、世界の学術団体からも批判されています。国内で批判・抗議声明を出した団体は、日本ペンクラブ、日本野鳥の会など、数知れません。学問の自由を侵害し、思想統制の始まりとも言われます。それを作品化しました。 . . . 本文を読む