「霧が丘短歌会」 2014年12月22日 団地集会所
1、短歌の素材:
「波消しブロックに散る波の向こうへいく黒い船」「北風に大きく揺れる冬薔薇」
「散るザクロの葉」「蒸しタオルを当てられた手術前」「浦山の野鳥の声のする秋の静寂」
「朝靄に霞む明け方の山」「解体現場で呻りをあげる重機」「初冬の侘助」「街路の裸木」
「涙を溢れさせる言葉の一つ」「白内障の手術」「外套の光かと思う月光」「冬のクヌギ」
「ネクタイの結び目を直す」「寒い朝のギボウシ」「被災者の言葉を聞いた感慨」「手術」
「クリスマスの店での買い物」「送られた林檎の甘さ」「隠せない頭髪の薄さ」。
2、主な論点:
「要らない言葉はないか」「連体形止めは緊張が緩む場合がある」「言葉の重複はないか」
「印象が固定される言葉はないか」「形容詞と副詞の効用」「一首のリズム感」「語感」
「説明をいかに会費するか」「語彙を増やすにはどうするか」「時制」「言葉の整理」
「短歌に敬語は不要」「漢語の語感」。
3、会の運営:
・一人が発言したあと、僕がまとめる。
・質問を自由に出し合う。
・短歌上達四原則の確認。
「短歌を多く詠む」「短歌を多く読む」「自分の作品を声に出す」「『詩人の声』を聞く」
・2015年1月の「詩人の聲」のスケジュールの案内をした。
・「詩人の聲・岩田亨公演」(16回目)のチラシを配布した。
・引き続き、会員を募集する。連絡先(090-8017-9217岩田携帯)
・会員の一人が『星座α』への入会を、決意した。
4、その他:
・各会員の独自性が顕著に現れるようになった。特に叙景歌を詠む力量が育って来た。
・2015年1月の講座は、1月26日の10:00から、同じ会場で行う。
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