Hi-netを運用している
国立研究開発法人産業技術総合研究所
なかなか面白いので、ご紹介しますね。
これは東北日本の東西方向の圧縮が
どのような仕組みで起きるのか
についてのレポートですけれども。
東北日本とフィリピン海プレートとを
それぞれ扇形の地殻と仮想して、
その頂点を固定して回転させると、
西日本を固定したままでも
東北日本の東西方向の圧縮
を、説明できますよと。
で、
面白いのはですね、
そうやって回転させた時、
東北日本が乗る地殻が
ユーラシアプレートに潜っていく
その反映として
地上にできる断層の先端部分が、
今回の新たな震央辺りになる。
今ココ!の所です。
実はここから太平洋へ向けて、
まだ広く知られていない
巨大な断層が走っている、かも?
ということも、
このレポートがシレッと
提起してるわけで。
リンク先の図4をご覧あそばせ。
熊本地震がありましたけれども。
お城の石垣とか崩れたやつね。
あれは、
熊本空港が乗っている
大きな岩栓
(アメリカのデビルズタワー
みたいなのの超デカイやつ)
が、割れたために起きた地震
だと僕は見立ててます。
誰も興味持ってくれないけどね(笑
そういう、いわゆる
地震封じの岩
が、砕けたことで、
新しい地震のフェーズが始まるのは、
たいして特別なことではないです。
日本海のこのごろに
目を移してみますとね、
奥尻島地震ってのがありました。
町が便乗して、補助金で、
新規にパソコン買ったりしたので、
社会問題になりましたけど(笑
あれも、奥尻島っていう
地震封じの岩が砕けたことで
今日なお続く、
新しい地震のフェーズが始まった
ように見えます。
南ないし南西方向へ向かって、
秋田沖とか、新潟沖とか
一列につらなる震央の分布が
目に見えるようになりました。
そのつらなりの先端が、
今回新しく出来た震央の集まり。
今ココ!のところです。
てことは、
東北日本が乗る扇形の仮想地殻を
ピン留めしてた岩が
みんな割れたと。
そこから予想されるのは、
まず、東北日本を乗せる
扇形の仮想地殻の移動速度が
上がるだろうなと。
さらには、フィリピン海プレート
として仮想するもう1枚の
扇形の地殻も、
より押されるようになるなぁと。
そうなると、
このフィリピン海プレートである
仮想の扇形地殻が潜り込む
いわゆる南海トラフに、
今まで以上の押しが来るなぁと。
それだけですけど(笑